【掛川にて】
15日(土)義父の訃報が入ったので静岡県まで帰省、早くも番外編となってしまった。
義父は大正14年の生まれだというから、享年82歳。小さい頃から両親ともに亡くなり天涯孤独な身で親戚に預けられ、当時国道一号線沿いで自転車店を営んでいた所へ入り婿となった、舅との折り合いが悪く家出したこともあったと聞くが、私が知っている限りでは大人しく人の良い親父であった。
競艇が好きだったので、私が帰省したときは時々誘って浜名湖へ行ったことがある。その都度お小遣いに一万円を渡すと喜んでくれたものだ。けして大金を賭けず、一レース数百円で楽しんでいて、買わずに見ているだけというレースもあった。
酒は一滴も飲めず、まんじゅうなどの甘いものが好物であったので、孫たちにまんじゅうを沢山、棺の中に入れてもらっていた。
今後は、曹洞宗の古刹、和光山永江院 (ようこういん)に眠ることになる。ここの本堂には山岡鉄舟書の襖があり、誰でも見ることができる。また今大河ドラマの主人公 山内一豊が総門と龍の彫刻を寄進したといわれるが定かではない。
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