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2006年5月17日 (水)

コチドリ

Kochidori1 ゆっくり車を走らせていたら、右前方からコチドリが飛び立ち、私の視野の内に降りた。これは、卵を温めているか雛を連れているな、と直感してすぐに右手を探したが、巣はなかった。もし雛がいるなら、歩いているところを見つけなければ、まず見つけることはできない。コチドリは警戒しながらタマネギ畑でキョロキョロしている。こうなったら、コチドリと私の我慢比べ。車のエンジンを止め親の位置と、雛がいそうな場所を静かに眺めていた。

Kochidori2 20分くらい経っただろうか、なんと同じタマネギ畑で雛を温めるポーズをしだした。そう、私も勘違いしていたのだがコチドリも人間の姿を見たわけではなく、車は動かないので反応しにくかったのだろう。

誠に申し訳ないが、卵を見せてもらうことにして車を降りた。

Kochidori3 やはり、きれいに貝殻や小石を置いた上に卵が三個産み付けられている。このように、きれいな小石や貝殻が好きなのだろうか、この一色町では舗装をしていない道路のくぼんだ場所に、アサリやトリガイなどの貝殻を置く習慣があって、それが車に踏まれてバラバラになるとコチドリがそこに産卵することがある。以前、ここの道路の中央、轍の間に産まれている卵を見たことがある。

Kochidorigisyou1 今回は車を降りた私を危険な敵と判断したのか、巣の反対側へ降りて私を巣から離すべく「擬傷」を始めた。誠にもって健気ではあるが、何とユーモラスな姿であろうか・・・・・

コチドリの擬傷は初めて見せてもらった。

Kochidorigisyou2_1  ここは新田と言っても、田んぼではなくほとんどが牧草や麦が植えられ、所々に野菜が作られている。車の通りもほとんどなく、野鳥や草花の観察に適した、私のフィールドだ。

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