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2006年6月 3日 (土)

万燈祭

Mandotako_3 「天下の奇祭」と唱われる刈谷市の万燈祭りは安永7年(1778)に五穀豊穣・町内安全・火難防除を祈願する祭りとして始まったという。現在では市内の7町が竹と和紙で作った万燈を7月の最終土日に競うことになっている。

Mandotakegumi 各町には「万燈蔵」と呼ばれる万燈の制作場所があり、町内の古老や有志が集って万燈を制作している。きょうは「広五」と呼ばれる広小路五組の万燈蔵にお邪魔してみた。
万燈は木の台に竹で骨組みを立体的に作り、和紙を貼ったあと彩色して仕上げる。
題材は、武者絵、歌舞伎絵などからとり、勇壮なものが多い。
万燈は言ってみれば大きな提灯であり、当然夜には灯が入ってとても綺麗なものになる。大きさは高さ4mにも達し、重さも60kg前後ある、それに昔ではロウソクの灯であったが現在では電球なのでそのバッテリーの重さも加わることになる。もっともロウソクの灯では倒れた時に燃えてしまうという事もあったんだそうだ。それを一人で担ぎながら踊る勇壮な祭りである。
Mandoshitagaki 今年の広五の題材は「孫悟空」だとか、どのように出来上がるか楽しみなのでまた時々覗かせていただこう。今年の万燈祭は7月29日(土)30日(日)である。

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