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2006年6月 7日 (水)

新仔ウナギ出荷

Shinko1 愛知県一色町は全国でも有数な養殖鰻の産地である。その昔はウナギといえば静岡、浜名湖であったがかなり以前から愛知県の生産量が追い越し、ここ数年は統計的には鹿児島県がトップの生産量だという。しかし、単一市町村ではいまだにここ一色町が一番である。

新仔ウナギとはどのようなものかというと、今シーズン(昨年11月~)のシラスウナギが養殖されて出荷されたもので、大きさは200~250g、トビでは300gに達するものもあるという。期間は約半年、シラスウナギの大きさが0.18gくらいだから個体としては最大1500倍に達する計算になる。Shinbun

ニホンウナギの産卵生態は長い間謎の部分が多く、「おおよそあの辺で産卵しているだろう」という程度しか分からなかったが、昨年6月東京大学の塚本教授の研究グループがグァム島北西200kmのスルガ海山であることをつきとめた。新聞によると孵化後2~5日目のウナギの幼生「プレ・レプトケファルス」数百尾を付近の海域で捕獲したとのこと。海流、幼生の日令から計算してスルガ海山が産卵場所であるとつきとめた。

シラスウナギの日令が約半年180日くらいとは以前から分かっていたことなので、12月から日本や台湾に接岸するシラスウナギの季節とも合致することになる。

ところでシラスウナギや数ミリのプレ・レプトケファルスの日令がどうして分かるかというと、彼らの頭の中にある「耳石」という平衡感覚を司る器官があり、それを削っていくと年輪ならぬ日輪が出ているのだという。全く不思議な話だ。

Shinko2 地元の一色うなぎ漁協にお邪魔して新仔の選別風景を見せてもらった。熟練した職員が目と手触りだけで大きさを選別していく。

短期間で育ったウナギは薬品も使わず、とても柔らかく仕上がっているよ、と立て場のM氏の話。

今年の土用丑の日は7月23日

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コメント

この出荷されたウナギは孵化してからちょうど1年で蒲焼きになることになりますね。

投稿: からっぽ親父 | 2006年6月 7日 (水) 07時43分

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