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2006年8月30日 (水)

窒素の効用

Aosa1_1まるで砂浜と見間違うような光景であるが、今海岸の一部はこのようなアオサで覆い尽くされていて、しかもそれが厚く堆積しているので夏から秋にはこのような風景になってしまう。
当然、窒素分が多くなった三河湾の富栄養化の産物と言えよう。

私の掲示板では何度か触れたがこの種の緑藻類で、食べられる種類のアオサとか青海苔とか呼ばれているものは全く別の種類である。三重県で養殖されているものや、沖縄でアーサーと呼ばれているものは「ヒトエグサ」というのが標準和名。細胞が一重で柔らかいのでヒトエグサ、これが瓶詰めの海苔の佃煮になることはあまり知られていない。
Aosa2 食べられないと言ったが、全く食べられない訳ではなく、この季節このようにアオサを採っている人が何人かいる。
この地方で「バンド」と呼ばれ、たこ焼きやお好み焼きの上にパラパラとふりかけられているのがこれである。前述の柔らかいヒトエグサではあの鮮やかな緑色は出ないんだそうだ、確かにあの緑色は食欲をそそる。

タダのものを採って商売になるなんてこんなよい商売はないと思っていたら、前に言ったアサリ屋さんが「あの仕事はアサリ捕りよりもっとえらい」といった。確かにたいした値段になるとは思えないし、この水分たっぷりの海藻をどうやって乾燥場まで持ってくるかを考えると大変なことだと思う。
船や車を使用してはとてもペイできる仕事とは考えられない。

当然、干場も地価の高いところを広く使うわけにはいかず、公共の場を無断拝借するのが一番割がよい。
ほとんどの方が、堤防の上か斜面に場所を作り、このように干しAosa3 ている。これも夕立が来れば取り込まなければならず、といって収容する屋根もなく、大変なことだと思う。

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