アオサ・その後
実録の水門近くを車で走っていたら、10隻以上の船が作業をしていた。アサリを捕っているにしては船の動きが違うし、一隻に乗っている人数も多いので車を降りて眺めていたら、潮が満ちて固まりで浮遊しているアオサをすくい取っていたのだ。
先月、アオサ(この辺でバンドという)について触れたが、実際の所あれだけのアオサが 堆積して腐敗すると海中の底層は無酸素状態となり、底性生物はかなりの被害を受ける。中でも環境変化に移動して対抗できないアサリなどは大打撃だという。
つまりこの作業は、アサリを捕る漁師さんが自分たちの生活のために水中のアオサを満潮になっても流れでない高いところに上げていたのだろう。とは言っても狭い海岸のこと、台風などの大波が来ればまた海へ帰ってしまう。それでも頑張らなければならない。右上の赤い矢印の所では、このアオサを採って生計を立てている人がやはり頑張ってアオサ採りの真っ最中。
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