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2006年10月 3日 (火)

ヒガンバナももう終わり

Higanbana1 ここ一色町では、あまりヒガバナを見ることはない。
通勤時間に、よその市町村を通っても、太陽が顔を出している時間ではないので、ヒガンバナをほとんど見ない年もある。
球根にはアルカロイド系のリコリン (lycorine) という有毒物質が含まれているが、澱粉質が非常に多く、水で十分さらせば食用になる救飢植物だという。

ヒガンバナは中国から渡来した植物で、三倍体であるため種子はできないとのことである。したがって、増殖するのには球根の移動しかなく、日本全国でこれだ
け分布しているのは、意図的に球根を植え付けたのであろう。
しかし、ここ一色町では飢饉の心配はあまりなかったのか、開墾されたのが比較的近代に近かったのか、土手やあぜ道で見ることはほとんどない。

私の故郷ではあちこちの土手で、時期になるとニョキニョキと蕾が出てきて、それがあの毒々しい色からなのか、毒があるという言い伝えからなのか、あまり良
い印象はなく、細い枝や棒でのきなみ切り倒していったものだ。それがまた、茎が脆いため、スパッと切れて気持ちが良かった。

Higanbana2 この歳になって改めて見てみると、華やかでいてどこか寂しげなところが好ましく思えるようになってきた。

(上の写真は先日実家へ帰った際、袋井市の旧東海道で撮ったもの、松並木がまだ残る)

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