トベラは扉?
Wikipediaによると、【枝葉は切ると悪臭を発するため、節分にイワシの頭などとともに魔よけとして戸口に掲げられた。そのため扉の木と呼ばれ、これがなまってトベラとなった(学名もこれによる)。 】とあり、トベラは扉の意味らしい。学名はPittosporum tobira種名はまさしく扉である。
東北地方南部以南、韓国、台湾、中国南部までの海岸に自生する。とあるが、ここ一色町では自生しているのではなく、中学校近辺の公園で生け垣に使用されているものから、種子によって増えたものが、その周囲で見られるだけだ。
ではどのように種子が運ばれるかというと、このオレンジ色の種子が、ネバネバの粘液に包まれていて、鳥の体について運ばれるのだという。しかし、本当にそんな粘着力があるかちょっと疑問・・・。よく見ると、確かにハエやもっと小さな虫が付着して死んでいる。
もう一つの疑問は、どのサイトでも枝や葉を切ると、嫌な匂いがすると書いてあるが、先ほど枝を折ったり葉をむしったりして、匂いを嗅いできたが、そのような匂いは感じられなかった。季節によって、多少の変化があるのだろうか?
この木も、ネズミモチなどと同様、花が咲いたり、実がなってみないと、木の存在がはっきりしない。春に咲く花は、ほのかな芳香がある。
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