ヤドリギ
矢作古川の河口近くに大きなエノキがあり、そこが一色町では数少ない(であろう)宿り木の観察が出来る場所だ。ご存知のように、ヤドリギは落葉樹に寄生するわけだから、この冬の時期が観察するには適している。ただ、通常かなりの大木のしかも高いところに着生しているため、手に取ってみることが出来ないのは残念である。
ここへ来てみると、あきらかに昨年より減っている。人間が採る理由もないから、枯れてしまったのか、写真に撮った一本だけが常緑の葉を茂らせている。このように宿主の葉が落ちても、青々と葉を茂らせるヤドリギを見た昔の人は、その生命力にあやかろうとしたという。
ヤドリギの実を食べ、種子を運んでくれる鳥として、レンジャクの仲間が有名だが、私はまだ見たことがない。ここにあるヤドリギもレンジャクが発芽のお手伝いをしたのだろうか、興味は尽きない。
当然、ヤドリギは挿し木や種まきで増やすことは出来ないが、庭の梅やケヤキなどへは種を付着させることによって、発芽させられるらしい。
ただし、目に見えていてもどうやって、この果実(種子)を手に入れるかが問題である。
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コメント
私もレンジャクを見てみたいのですが残念ながら見た事がありません。鳥の糞でくっついて根を生やす、自然と言うか生命の不思議さを感じますね。
この種子を手に入れるかですか?
レンジャクになるしかないかも・・・・?
ちょっと旨そう!です。
投稿: 北割H | 2007年2月 2日 (金) 21時29分
レンジャクってあのエリツィンさんにお顔
似てません?
投稿: 秀子 | 2007年2月 2日 (金) 23時00分
実は甘いと書いてありました。
>エリツィンさんにお顔
>似てません?
眼と顔のバランスが似ているんでしょうか?
私の故郷に【れんじゃくちょう】という地名があったので調べてみたら、連尺町でした。
麻縄などで、肩に当たる部分を広くした荷縄、もしくはそれをつけた、背負子(しょいこ)だそうです。
ものは見たことがあるけど、知らなかった・・・
というわけで一つ利口になってしまいました。
投稿: からっぽ親父 | 2007年2月 3日 (土) 13時47分
昔、「やどりぎ」という、羊羹を拍子木に切り乾燥させたようなお菓子がありました。
どうして、ヤドリギという名か不思議でした。
投稿: こびんす | 2007年2月 4日 (日) 11時30分
確かに不思議ですね、拍子木の形状ですか。
このブログで書いた、志摩観光ホテル周辺の林にあるヒサカキには良く【ヒノキバヤドリギ】が多数寄生しています。
これなら、少し形が似ているでしょうが、普通のヤドリギに比べて、一般的ではないですね。
ところで、皆様の近所ではヤドリギは結構普通に見られますか?
投稿: からっぽ親父 | 2007年2月 4日 (日) 13時58分