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2007年2月27日 (火)

ナマコの想い出

Namako1 我々が通常酢の物などで食べるナマコは、【マナマコ】である。マナマコも青っぽいものと、赤っぽいものがあり青は内湾に多く、赤は外洋に多い。値段は、上の青が1袋600円、下の赤が800円と、赤に軍配が上がる。

実のところ、私は海のそばで育ったのではないので、大学生になって水産学部というところに入り、しかも潜水部(漁協などに聞こえが悪いということで、後に改名したが)というクラブにはいるまでナマコを触ったことがなかった。手熊という海岸へ潜りに行ったとき、K先輩が大きな赤ナマコを捕らえてきたときも気味が悪かったのだが、先輩がナマコをいじめて内臓を吐出したときは、話に聞いていたとはいえ驚いた。

しかし、さらに驚いたのはその内臓(言ってみればコノワタである)を、先輩が海水で洗い指で腸の砂をこしながら、口に入れてすすりだしたではないか。驚いた顔で先輩の顔を見ていたら、ニタァ~と満足そうな顔で笑った。

Namako2 ナマコが内臓を吐く、というからそれは当然口から出てくるのだろう。肛門から出てきたら、脱糞もしくは脱肛だ。とくだらないことを考えるほど、ナマコの口と肛門はどうでも良いようなものだ。話は違うが、沖縄などの南の砂浜には、やはり大型のナマコ【バイカナマコ】【ジャノメナマコ】が棲んでいる。バイカナマコは特に大きく、フランスパンをそのままの大きさで太くしたような感じである。

これらの体内にはよく【カクレウオ】が棲んでいることが知られ、私も何匹かのカクレウオを確認した。このカクレウオの場合、ナマコの肛門から出入りするようで、間違えることはないだろう。
他にも【ナマコマルガザミ】をナマコの体内で一度発見したことがあるが、どの種類のナマコだったか忘れてしまった。

その後、ナマコはすぐに食べられるようになって今は好物だが、我が家は私以外食べる者がいない。写真のような大量の一袋を買っていっても、処分に困るので買っていかないことにしている。(長期間、酢に漬け込んだものはあまり好きではないから)

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コメント

我が家でも私しか食べません・・・というより家族に薦めないまま黙って食べております、心でニタ~としながらね(笑)。
でも薦めても食べないでしょうね、ちょっとグロテスクですから始めに食べた人に拍手です。

投稿: 北割H | 2007年2月27日 (火) 20時35分

生物学の第一歩は触ってみることですが、水産学の第一歩は食べてみることです。

ホヤ、カメノテ、フジツボなんてのも外観からは
食べるのに勇気がいると思いますね。

投稿: からっぽ親父 | 2007年2月28日 (水) 08時00分

室戸岬にはニセクロナマコがたくさんいますが、食べられない。残念。

投稿: こびんす | 2007年2月28日 (水) 12時17分

ナマコ類の体内にはサポニンに似た毒(holothurin)が存在するそうですね。食用にするものは、ごく微量なので何の影響もないようです。
ニセクロナマコはこの毒が多いようで、大量に捕まえたものを煮出して、魚の漁に使っているところがある、と聞いたことがあります。

薬屋さんでも、「ナマコから抽出した」という水虫薬の看板をを見たことがあります。

投稿: からっぽ親父 | 2007年2月28日 (水) 14時52分

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