オオキンケイギク
名鉄三河線の吉良吉田~碧南の運行が廃止されたのは今から三年前の4月のことだった。
踏切以外の線路はそのままに残されているが、線路の両側はいろいろな植物が繁っている。
ここは旧三河一色駅、昨年あたりからこのオオキンケイギクが増えだして、着々と陣地を広げ始めている。この植物は一株のボリュームが大きく、その姿が存在感がある。各地の道路際に大群落を作っているところがある。三年ほど前、伊勢自動車道では高速道路を造るため切り開いた、のり面までびっしり黄色い花を咲かせているのを見たことがある。今年は東名高速道路の磐田あたりで大きな群落を見た。いずれ、この線路上も黄色い花で埋め尽くされてしまうのだろうか。
線路には他にも鳥が種を運んだものだろうか、いろいろな木も生えだしている。これはハゼ、ヤマザクラ、アカメガシワである。他にもアオギリやマサキ、ピラカンサなどが見える。電車が走っている間はこのように植物が生えることはなかったが、ひとたび人間の手が入らなければ、ゆっくりではあるが確実に植物は自分の仕事をしている。
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