イガグリガニ2
というわけで、茹でてみた。茹でても極端に真っ赤になるわけではない。
とにかく、全身この棘なのでcarapaceをはずすのにも大変。キッチンバサミを片手に、腹部を切ってはずしてみた。
異尾類はタラバガニもそうだが、カニ味噌の部分は食べない。これは以前、焼津の長兼丸、長谷川さんのところでいただいたミルクガニ(エゾイバラガニ)でもそうだった。 異尾類の特徴である退化した5本目の歩脚が鰓の下に見える。
味はタラバガニやミルクガニと比べても遜色はない。肉質もよく似ており、細かい繊維のようにバラバラとほぐれる。私はこのほかにもヤシガニを食べたことがあるが、同じような肉質であった。ただ、あまりにも食べる部分が少ない。
外子(卵)は腹肢からはずして、バラバラにし酢醤油に漬けてみた。味、食感共に魚卵である。
感想:不味いわけではないが、やはり観賞用であろう。
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コメント
>感想:不味いわけではないが、やはり観賞用であろう
ウ~ン!実に味わい深い言葉、ありがとうございました。
投稿: 北割H | 2007年5月20日 (日) 23時01分