サッパ
6月9日の茹でたオオホモラと一緒に写っている魚らしきものはなんだ?と問い合わせがあったので、お知らせしておく。
これはこちらでキンカと呼ばれる魚【サッパ】である。岡山で【ママカリ】と呼ばれている、と言った方が通りがよいかもしれない。
ぼうずコンニャクさんのサイトにも書いてあるが、岡山の方は瀬戸内にいるママカリはサッパとは違う種類だと考えているらしい。http://www.zukan-bouz.com/nisin/sappa.htmlつまり、それだけ岡山のママカリが美味しく、誇りを持っているということなのだろう。私も岡山のピカピカの生ママカリをいただいたことがあるが、本当に美味かった。
何故岡山のママカリが美味しいのかといえば、それはママカリという魚に愛情があるから。けっして雑な扱いをしないのではないだろうか。現にぼうずコンニャクさんの写真を見て食べたいと思う方はいないはずだ。
ここ一色市場でもどちらかと言えば扱いは雑である。これだけ(数十匹)で300円だが、きょうの魚は比較的新しい。古い魚は鱗の取れ具合や眼の赤さ、腹の破れ具合ですぐに分かる。
まず、鱗を丁寧に落としてからビニール袋に入れ塩を適度にふって、よく混ぜ塩をなじませて冷蔵庫に2~3時間寝かせる。その後、頭と腹部をざっくりと落として三枚におろし、千切りの生姜とともに軽く酢漬けにした。
脂がしっかりのってとても美味しかった。
| 固定リンク | 0
コメント
サッパってコノシロって言いませんか?
横浜で釣りをした時、結構釣れてきましたので頭を落として内蔵を取って濃い目の酢に漬けて食べましたが酒の肴に最高でした、ご飯のおかずにも良かったです、実にママカリでした。
投稿: 北割H | 2007年6月11日 (月) 21時38分
サッパもコノシロもニシンに近い魚ですから、この写真だけでは間違ってしまうかもしれませんね。
コノシロの方が大きくなります。
どちらも酢に合う魚といえますね。
投稿: からっぽ親父 | 2007年6月12日 (火) 07時44分