タイラギ
土曜日にさかな村へ行ったら丸光水産で子供が売り込みをやっていた。小さいタコを海水で遊ばせながら「このタコが俺の朝飯だ、一人で茹でて一人で食べる・・・」とぼやき漫才のようで面白かったのでついつい声をかけて3枚で700円だという、タイラギを購入。そういえば以前もこの調子で、イボニシを買ったことがあった。
タイラギは旬には少し遅れているかもしれないが、元々美味しい貝なので、約一年ぶりに買ってみた。 中央の貝の先端に、なにやら爪状の薄い貝らしきものが付着しているのが見える。アワビなどの貝殻に付着して排泄物を食べている【キクスズメ】かと思ったのでネットで調べてみたが、どうも違うようである。
貝類の同定は苦手だが(他も苦手だが・・・)これは、【シマメノウフネガイ】ではなかろうか?なんでもアメリカ原産だというが、それがどうやら日本近海で増えているというのだ。
これが、肉を取り去った貝の内側、暗紫色の光沢は乾いても変わらない。そういえば、最近アカニシなどの巻き貝にこの手の貝がびっしり付着しているのを見ることがあるが、もしかしてこのシマメノウフネガイなのだろうか・・・・・。
よく見ると、大きい貝の先端に小さい貝が付着している。この貝の生活史はどのようになっているのだろう。とても興味がある。
さて、主役のタイラギにも殻の表面に細かい鱗があるものとないもので種が別れるのだという。まあ、味などに明確な違いがない限り、我々素人は考えなくて良いことで、学者さんや貝の収集家に今後の研究をおまかせしよう。
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