ワルナスビ
しかし、【ワルナスビ】とはすごい名前である。いったいどなたが命名したのだろうか。確かに茎には無数の棘があるし、在来の草むらの中で群生している。場所は千生新田の畑の周囲、一ヶ月ほど前のことだ。
花はジャガイモの花に似ている、花弁は白く見えるがほのかに紫がかっている。雄しべだろうか、バナナのような色と形である。
図鑑によると、トマトに良く似た実を付けるようなので、今朝探しに行ってみた。しかし、実はどこにもなくそれどころか、花や芽は虫たちに食い荒らされていた。ワルナスビも名前負けして案外だらしがない。
しかし、種がなければこれだけ増えないのではないかと、またまた図鑑の説明文を読んでみた。「・・・地中を横走する根茎から、直立して高さ80cmに達する地上茎を出し群生する。・・・主に根茎の断片で繁殖し・・・」とある。
なるほど、確かにこの一画だけには群生しているが、あちこちに生えているわけではない。
北アメリカ原産、明治初期に千葉県三里塚の牧場に侵入し、とあるから経路などが分かっているのだろう。
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