ポン鱈
信州から干物が届いた。と言っても信州の産物ではなくて北海道のお土産で、送ってくださった方曰く「これ以上の干物はない」とのことである。「歯を折らない程度に食べてください」との追伸があったので、開けてみるとなるほどこれは干物の域を通り越した木くずのようである。
これは、スケソウダラを味付けして加熱後カチカチに干したものらしい。「ポンとはアイヌ語で小さいという意味です」と。やはり手紙に書いてある。なるほど、小さい鱈なのか?
早速かじりついてみたが、これはかなりのもの、歯には自信があるが、ポン鱈を侮ってはいけないと手で少しずつ折って口に運ぶ。味は甘辛く付けてあるが、しつこい味ではない噛めば噛むほど味が出て、癖になってしまいそうだ。結局、1尾分を焼酎とともに胃の中へ納めてしまった。
写真で見ても分かるように、脊椎骨は除去してあるが小骨(肋骨、中肋骨など)はそのままである。しかし、それも苦になることがなかった。皮だけは固いのであとで炙ってこれまたいただいた。つくづく、歯が丈夫で幸せだと思う日であった。
まだたくさんあるので、しばらく楽しめそう・・・・・
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