カラスウリ
以前にも言ったが、こちらで見るカラスウリは葉も花弁も肉厚で、しかもレースの糸のような花弁の糸のような部分も太いので、不思議に思っていたら【キカラスウリ】だと分かった。なんでも、根っこから天花粉がつくられるというから、一度挑戦してみたいものだ。
横道にそれてしまった。
確かに、子供の頃家の裏のイヌマキに巻き付いていたカラスウリはもっと儚げであったし、幻想的であったような気がしていたので、何年か前から実家に帰るたびに、そのチャンスをねらっていた。大げさかもしれないが、それほどシャッターチャンスは多くないのだ。
昨年は、早朝5時前に起きて行ってみたが、もうしおれていた。そこで、今年は実家での晩酌の合間に出かけて観察してみた。場所は150m程離れた「旦那様」と呼ばれる昔の豪農の家の生け垣である。
ところが6時半頃の薄暗くなりかけた時間でもこの蕾である。ではではと、また一杯やりに帰り、8時半頃きたときの写真がこれ。やっときれいに開いてくれている。
なんと繊細で儚げな花であろうか・・・・・ところが街灯一つない真っ暗な所ではピントが全く合わせにくいのだ。車の中にLEDの懐中電気があるのを思い出し持ち帰ってから、口にくわえて写真を撮った。幸い田舎の人通りの少ないところなので、良かったが、とっても怪しいおじさんをやっていたのである。
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