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2007年9月21日 (金)

トビウオ

Tobiuo 最近、一色の市場に時々トビウオが出ていることがある。それも、大量にではなくてこのように他の魚に混じって売られているか、単独でも数尾程度である。

昔話ばかりしていると「歳をとった証拠だ・・・」と言われそうだが、&ohさんのブログで串本のトビウオを見て、さらにトビウオの稚魚の話題になったときに思い出した。

大学4年生の時に卒論の研究、実験のために野母崎の実験所に住んでいたことは何度もここで書いた。昼は実験、夜は酒盛りという規則正しい生活をしていたのだが、魚(肴)の調達もそのうちの重要な仕事であった。

ほとんどが夕方、足ヒレとマスクを持って裏の岩礁地帯に潜って調達したのだが、時には湾内に伝馬船を出してキスを釣ったり、一番良いのは巻き網や、定置網の船が帰ってくるのを見計らってバケツを持っていくことだった。「すんませ~ん、(飼育している)魚の餌にするのでちょっとください」と頼むと、たいていバケツ一杯の魚をくれたものだ。

そのうちに同じ4年生のK君がやたらと釣った魚や、もらってきた魚の腹をしごき、卵の受精をし始めた。どのような魚で行って、どのような魚で成功したか細かくは覚えていないが、成功した中にトビウオの仲間があった。水産学部という専門の学部なので、シオミズツボワムシもアルテミアもごく普通にあって、飼育環境も整っているのでそれほど難しくはなかったのだろうが、500リットル水槽で確かにトビウオは20mmほどに成長し、そして水面を跳んだ(飛んだではなく)のである。特に水槽壁を叩くと見事に飛び跳ねる。飛翔するトビウオを何度も見ている我々だったが、その時は本当に感動して水槽を眺めていたものだ。

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コメント

一色にもトビウオが揚がるんですね。

先日ウチワエビを探しに一色に行ったんですが、見つけられず、なぜかアサヒガニになりました。

>昼は実験、夜は酒盛りという規則正しい生活をしていたのだが

実に正しいです。特に夜が(ぉぃ)。

投稿: &oh | 2007年9月21日 (金) 22時15分

こんにちは、&ohさんの所から着ました。
イセエビの幼生、かっこよかったですね。餌もかわいかったです。私は先日、1年間お盆もお正月もなく、イセエビを育てていた青年と会いました。個体識別をしていて毎日毎日話をし世話をし記録をつけていたそうです。腕は成体にしがみつかれて傷が付いているのですが、それがまた嬉しそうでした。それではまた…

投稿: みほ | 2007年9月22日 (土) 01時44分

&ohさん、一色へ来られましたか?
実は一色での魚介類の購入はコツがありまして、本当によいもの、地元のものを買うにはやはり早朝の市場が良いです。
今朝もウチワエビはたくさん揚がっていましたよ。
土日なら必ずあるでしょうが7時くらいまでに来なければいけませんね。

今朝はモクズガニが網に入って売っていましたが、あれはどこから来るんでしょうね。一度聞いておきます。買ってみようと思うのですが、カニは足が速いから考えてしまいますね。

みほさん、いらっしゃいませ。
イセエビの飼育は本当に大変らしいですね。
三重県の水産技術センターでフィロゾーマからプエルルス、稚エビまで育てたときに苦労話を聞いたことがあります。

私の友人もイセエビの研究をしていて、卒論はイセエビの幼生で書きましたが、飼育はフィロゾーマの何期目かで断念してしまいました。

本当に面白い形をしていますね。

投稿: からっぽ親父 | 2007年9月22日 (土) 14時28分

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