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2007年9月27日 (木)

サンマの鱗

Sanma 秋だから、ここさかな村のいくつかの魚屋さんでもサンマが売られている。当然ながら、今ここで売られているサンマは地元のものではなく、北海道あたりから送られたものであろう。

最近我が家でもいただいた【すだち】を消費するためか、簡単なためかサンマの塩焼きがしょっちゅう出てくるが、実のところサンマのような【送りの荷】はスーパーで買っても、ここで買ってもそう大差がないように思う。

サンマの塩焼きは本当に美味しく、佐藤春夫さんが(・・・・さんま苦いか塩っぱいか・・・)と歌ったように内臓の苦みも何とも言えず美味しい。ただ、内臓には鱗がびっしり詰まっていて食べにくいこともあって、最近では敬遠され勝ちかもしれない。

サンマの腹の中に鱗が入り始めたのは、戦後棒受け網漁という漁法が盛んになったためで光で集めたサンマをそれこそ一網打尽にしてしまうため、鱗でお汁粉状態になった海水をサンマが苦し紛れに飲み込むことによって起きる。最近ではニュースなどの画像でよく見かけるので、ほとんどの人は知っていると思う。知らない方はこちらをどうぞ・・・http://www.gyokyou.or.jp/02/42.html

今から数年前に、フィッシュメーリングリストという「お魚のことを何でも話しましょう」というメーリングリストで、このサンマの鱗が話題になった。http://www.fishml.com/uonokenkyu/sanmanouroko.htm
http://www.fishml.com/uonokenkyu/sanmanouroko2.htm
大の大人が、しかも水産関係者や、研究者がわいわいがやがや、真面目に議論してそして実験して大にぎわいであった。当然、結論というものは知っているわけだが、それを得る過程が研究室内とは違うという面白さで大反響であった。

このサンマの鱗については、別の所でも論争があったらしく、駒ヶ根在住の動物写真家(自然報道家かな)宮崎学氏の掲示板で宮崎氏は「自然界で泳いでいるときに隣のサンマの鱗を食べているのでは」と主張したらしい。なんでもそのような魚がいるらしい。

というわけで、今度は宮崎氏がフィッシュメーリングリストに入会して、その年の秋は彼の駒ヶ根のスタジオでオフ会を開催したのだから、サンマの鱗も大活躍であった。

サンマの学名はCololabis saira(Breboort)コロラビス・サイラという。三重県や紀州ではサンマのことをサイラと呼んでいる。

Sanma_3 

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