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2007年10月31日 (水)

黒七味

Kuroshichimi 我が家の食卓にはいつもこの【黒七味】が乗っていて、ソバやうどん、鍋物や味噌汁に少量振りかけて香りを楽しんでいる。

京都の【原了郭】の黒七味はご覧のように赤くはなく、茶色といったところ。通常の七味唐辛子より辛いように思うが、なによりその香りが鮮烈である。

夏のざる蕎麦や、冷や麦そうめんでは、だし汁に入れずに直接麺の植えに振りかけてから、だし汁を少し付けて食べると抜群に香りよく、食欲が進む。

これを初めて知ったのは、ネットで知り合った京都の方にいただいたもの。それ以来、なくなると図々しくも「詰め替え用を送って下さい」とお願いすることにしている。先日も無理を言ってお願いしたところ、「二つ買おうと思ったら、香りが飛ぶから、その都度お買い求め下さい」と言われたそうである。

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2007年10月30日 (火)

ウルメイワシ3

Urume ウルメイワシは大好きだし、ここでは滅多に揚がらないから新鮮なものはなるべく買い求めることにしている。

そういえば、昨年も晩秋から初冬にかけてウルメイワシが出ていた。回遊の加減で、このあたりで採れる季節なのだろうか?今朝は結構あちこちのお店で見かけた。

しかし、大きさではこれが一番。全長25cm近い。

一応、数時間塩に漬けておいて、三枚におろしたが脂は全くのっていない。しかし、私はこの魚の味が好きなので気にしていない。刺身で食べるときは、マイワシやカツオのように皮下に脂肪の層があるのはあまり好きではない。

表面を軽く酢で締めておいたので、夕方紅葉おろしたっぷりか、ショウガ醤油でいただこう。

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2007年10月29日 (月)

美濃焼き

Minoyaki1 『美濃焼き伝統工芸品祭』という催しが土岐市であったので行ってきた。

今まで美濃焼きの陶器市は何度も出かけたが、工業団地のようなところでテントがたくさん出ているものしか行ったことがなかった。

今回は美濃焼伝統産業会館近隣の陶房が公開されるもので、林の中で作品を並べてあるのも風情があって良い。

Minoyaki2 前日の台風の通過でも、やっていたようで、外の展示品には水がたまっていたり、枯れ葉が落ちていたりで、これまたのんびりしていてよろしい。

こういった焼き物も不思議なもので、展示してあるときに気に入っても家に持ってきてから気に入って使うかというとそうでもない。何をどのように載せたら、料理の素材と器が一番映えるかを考えて購入しなければならないのだが、まだまだ修行が足りない。

今回は刺身用の皿が二つ三つ欲しかったのでそれを目的に選んだのだが、なかなか気に入ったものが、いや気に入った値段のものがなかった。Minoyaki3

織部は焼き物に興味を持ち始めた頃はあまり好きではなかったのだが、何故か今はとても好きな焼き物の一つで、今回も皿二つと、湯飲みとも飯椀ともいえるものを一つ買ってきた。「た」と書いてある皿は200円だったが、案外こういったものが気に入ってちょくちょく使うようになるから不思議である。Minoyaki4

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2007年10月27日 (土)

メガネウオ

Meganeuo1 比較的大ぶりなミシマオコゼが5尾で200円と相変わらずこの魚は人気がない。しかし、よく見ると体の模様が違う魚が2尾入っているので買ってきて調べてみた。

どうやら【メガネウオ】という名前らしい。もちろん、ミシマオコゼの仲間で間違いないと思う。

ミシマオコゼはよく調べてみたら【キビレミシマ】のようだ。鰓蓋の下の方の棘を確認してみた。

Meganeuo2 キビレミシマとメガネウオの一番大きいもの1尾ずつを刺身にし、他をぶつ切りにして唐揚げ用にした。とにかく、このての魚は体表がつるつるで、身がクニャクニャ。それでいて骨は硬いので、調理していても非常に危険である。できれば左手は軍手をした方がよいかもしれない。

ぶつ切りにしたものは、鍋でも良いかと思ったのだが、【アオミシマ】の時に言ったように、皮がつるつると思っても熱湯に入れると、細かい鱗が浮き上がってくるので、食べにくいと思う。こういったことから、煮付けにも向かず人気がないのかもしれない。
Meganeuo3 刺身は奥の【メガネウオ】の方が若干血合いの色が濃いが味や食感に変わりはない。

唐揚げは、大きくぶつ切りにすると身が固くなるので、面倒でも三枚におろして、皮付きで切り揚げた方がよいだろう。皮の部分がゼラチン状で美味い。ウツボの皮に似ている。

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2007年10月25日 (木)

モガレイ

Mogarei1 火曜日のこと、全長30cmほどの【モガレイ】が500円と書いてあった。鰭をピンと張っているので、まだ生きているのだろう。ともかく、身の厚さに感心して購入した。

やはり生きていたので、写真を撮ってから(これがまた良い写真が残っていないのだが)見よう見まねで首筋と尾鰭の付け根に出刃を入れておいた。

この辺で言うモガレイとはMogarei2 【マコガレイ】のことなのだろうか?いつも調理してから、魚の種類に悩んでいるので、写真だけはまともに撮らなければね。(尻尾が切れている)

有眼側には細かい鱗があるが、包丁を入れる部分だけ鱗を落とし、5枚におろし皮を取っておいて、家に帰ってから薄造りにした。

身に弾力があるので、結構薄く透明に切ることができた。もちろん、紅葉おろしと醤油にスダチを搾っていただいた。
Mogarei3 味はまあまあというところか。

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2007年10月24日 (水)

鰺の仲間

Ajinonakama   私はカスミアジかと聞いたら、こびんすさんは「えば(ギンガメアジ)」ではないかと言い、紀州のカリスマ魚屋さんのあかまんぼ氏は「ろーにんなんたら(ローニンアジのつもりか?)」ではないかという。

1週間ほど前に一色の市場で出ていたもので、3尾で500円だったので買ってみたが、車の後ろのドアを開けて用事を済ませている間に、2尾になっていた。おまけに写真を何枚か撮ったにもかかわらず、メディアの調子が悪いので、残っている写真がこれしかない。

魚屋さんは「かくだてに入ったもので、新しいよ」と言っていた。「かくだて」とは小型の定置網のことで、三河湾にも何カ所かあるようだ。

刺身にして食べたが、食感はイトヒキアジに良く似ていた。味はこちらの方が良かった。刺身の写真も消えてしまった・・・・・メディアを買ってこよう。

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2007年10月22日 (月)

季節感

Uranamishijimi2  「花と蝶」は暖かい季節の景色と思いがちであるが、最近、このひっつき虫で有名な【コセンダングサ】にシジミチョウの仲間が良く留って蜜を吸っている。

蝶もほとんど知らないので、ネットで調べてみてちょっと驚いた。蝶の種類は【ウラナミシジミ】で良いと思う。

羽根の裏側に波のような模様があることから付けられた名前らしいが、この蝶はUranamishijimi1_2 元々、南方系の蝶で近年温暖化に従って、生息域を北に伸ばしているらしい。それで、春先はこの地域で見られずに、秋になると多くなるということ・・・・・?

ということは、今ここにいるウラナミシジミは冬に死ぬ前に(死んでしまうらしい)卵を産まないということ?毎年温かいところで羽化したチョウチョがこちらまで飛んでくるってこと?

うぅ~ん、アサギマダラみたいに羽根に記録してあると分かりやすいのに。(蝶には迷惑な話だろうが)
Kosendangusa とにかくこの季節、下手に草むらには入れないことは確かだ。

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2007年10月19日 (金)

イトヒキアジ・2

Itohiki1 比較的大きなイトヒキアジが出ていた。といっても、これでまだ幼魚といったところ、背鰭としり鰭が引きずるように長い。

Itohiki2 一回り小さいメイタガレイ1尾とセットで300円。鮮度にやや不安があったものの、イトヒキアジは刺身に挑戦、メイタガレイは皮をむいて干物にしてしまった。

イトヒキアジを三枚におろしてみたが、以前塩焼きで食べたときに言ったように、やや固い感じがする。私のような下手くそがやっても、身崩れなど全くないのだ。ただ、皮を引くときに、ズルッと上手に引くことができずに、実に皮が残ってしまう。

Itohiki3 身は真っ白とも言える色で、やはり固いような感じ。食べてみると、こりこりという感じとはまた違う、つるんとした食感である。味は結構あると思うのだが、癖もややあるような気がする。

まあ、あまり美味しいとは言えないのが感想である。

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2007年10月18日 (木)

チカメキントキ・2

Chikamekintoki1 チカメキントキは幼魚の頃は群れで生活をしているのだろうか、最近手のひら大のチカメキントキが良く出ている。Chikamekintoki4 大きいものは1尾1000円前後と良い値段だが、小さいものはメチャクチャに安い。上の写真では25~6尾で500円だから、1尾20円である。

小さいからといって、味が悪いはずもないので、先日チカメキントキが8尾と小さなアンコウ(種不明)で300円というセットを購入してみた。魚屋のおばちゃんに聞いてみると、開いて干物にするととても美味しいとのこと、もちろん煮付けでも美味いらしい。Chikamekintoki2 

アンコウは例のごとくキッチンバサミで解体し、キノコと野菜たっぷりの味噌汁にしてもらった。肝が小さかったのにはがっかりだ、一年を通じてここのアンコウは肝が小さい。何故だろうか?

チカメキントキは4尾を、内臓と鰓を取って身にざっくりと切れ目を入れた。煮付けでも、このまま唐揚げでもどちらでも良いと思ったのだが、唐揚げができあがってきた。二度揚げしてあるので、鱗の付いた皮もパリパリと美味しいが、それが気になるようなら、箸で簡単に剥がせるので身だけを食べればよい。
Chikamekintoki3_2 干物は横着をして、頭と内臓だけを取って、丸干しをしてしまった。これは失敗で、焼いただけでは鱗は食べられるようにはならないので、皮を剥がすのに苦労する。味はよいのだが、干物にはあまり向かないかもしれない。

次は学生時代に食べたように、煮付けを作ってもらおう。

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2007年10月17日 (水)

アカエビ

Akaebi1 一色漁港で時々揚がっている、この真っ赤なエビ、名前が分からないが【ツノナガチヒロエビ】だろうか?ご存知の方があったら教えて欲しい。

買ったことがないので、大きな写真がなくて申し訳ない。一度、試食用を食べさせてもらったのだが、アマエビを連想していたので、その違いにビックリして、購入しなかったのだ。アマエビと思わずに、違うエビだと思えば、また調理方法も変わるかもしれない。

Akaebi2

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2007年10月16日 (火)

ウォーキング

Hurukawa1 以前お話しした【矢作古川】の河川敷には遊歩道ができていて、所々に駐車場もあるのでウォーキングする人々は任意の駐車場に車を停め、朝夕歩いているのを見かける。私も以前ここを歩いていたのだが、アップダウンがほとんどなく、しかも川のすぐ横を歩くのだが、川は竹が生い茂って全く見えず、ちょっと退屈なウォーキングなのでやめてしまった。

西尾に買い物に行くときに通りかかったので、久しぶりに歩いてみようかと河川敷に降りた。歩いている人は全くおらず、所々の駐車場は昼寝をしている車が停まっているだけ。
Ishigame1 しばらく歩いていたら、道路脇の側溝にカメさんが落ちてはまっていた。よく見ると、あのミシシッピーアカミミガメではなくて、日本在来のカメさんではないか。実に久しぶりに在来種を見た。嬉しくなったのでカメラを取りに行くまで、側溝に嵌っていてもらおうと、助けずにカメラを取りに行って戻ったら、なんと自力で脱出していた。

しかし、このままではフェンスがあって川にたどり着けないので、記念写真を撮らせてもらってから、川へ放り投げてやった。
Ishigame2 ・・・・・・もしかしたら、川から上がって、どこか他の所へ行こうとしていたのだろうか・・・・・???

帰ってきてから調べたら、種類は【イシガメ】ということで間違いなさそうだ。

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2007年10月15日 (月)

マテバシイ植樹

Syokuju1 マテバシイが発芽したことは何度もこのブログでお知らせしたが、今後どのようにしたらよいか全く考えつかなかった。どこかの公園や、空き地にゲリラ的に植えてきてしまおうかとも思ったのだが、迷惑な話だし、下手をしたら草と一緒に切られてしまうかもしれない。

今回、実家へ変えるに当たって、どこか植える場所はないかと考えたら、そうそう栗畑の端っこの斜面なら日当たりも良いし、雑木林にもなSyokuju2 っているので、迷惑にはならないと考え3本ばかり植樹してきた。

ここはこんもりした小さな山で、土地自体は猫の額ぐらいしかないのだが、春はタケノコ秋は栗と、美味しいものが採れる。

もちろん、地主である父の許可は得てから植えた。

しかし、まだ10本以上の苗木が家にあるがどうしようか・・・1本は大鉢に植えて、ベンジャミンゴムのような観葉植物にならないか実験中である。

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2007年10月13日 (土)

チカメキントキ

Chikamekintoki1 私にしては高価なものを購入したと驚かれていることだろう。帰ってきてからの記念写真がこれ。Chikamekintoki2

大きなチカメキントキが1尾とアカアマダイが4尾、タイの仲間だがチダイが1尾とキダイが3尾のようである。また間違っていたら教えて欲しい。そうそう、カサゴの仲間も1尾いた。

一番の目的はこのチカメキントキ、腹鰭が黒く大きいのが特徴らしいが、なんのためであろうか?学生時代、長崎で初めての下宿生活を送ったのだが、夕食によくキントキダイの煮付けが出てきて、同宿の連中のひんしゅくをかっていた。鱗が取っていないので食べにくかったのだろう。私は、今まで食べたことのない美味しい魚が食べられて幸せだった。
Chikamekintoki4 その時でも、チカメキントキは食べたことがなく、ここの市場で見かけたときも、一度は挑戦してみたいと思って、なかなか機会がなかった。

この仲間は鱗が取りにくいので、そのまま三枚におろして、皮を引き、小骨を取って刺身にした。結構歯ごたえがあるので、薄造りにした。紅葉おろしとポン酢醤油で食べてみたが、わさび醤油の方が合うかもしれない。

手前の小鉢は鯛を塩でしめた後に酢漬けにしたもの。北陸名物の小鯛の笹漬け風で美味しかった。
Tikamekinntoki5 皮の唐揚げが美味しいとぼうずコンニャクさんの所に書いてあったので、やってみたら、なるほど香ばしくてとても美味しかった。

他の魚、アマダイ、カサゴは干物にしてしまった・・・なに?カサゴの干物は聞いたことがない?そうそう、一匹だけだから面倒だったんだよね~・・・・・

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2007年10月12日 (金)

海岸での拾いもの

Sunameribone 涼しくなってきたので、ちょっとだけウォーキングを始めた。

朝は仕事で忙しく、夜は晩酌で忙しいので、どうしても一番暑い時間に歩かなければいけない、というわけで真夏では遭難してしまうかもしれないのだ。

また日中歩くというのは勇気がいることで、汗をかいて真剣に歩いている姿を、あまり知人に見られたくないという心理が働く。
Sunameribone1 そこで選んだのがこの海岸。以前、カシパン類の殻を拾った海岸で、干潮の時には一番下、満潮の時にはその上、と車が走る部分を除いても3カ所の道があり、しかもほとんで人に見られない。

車を停めた場所から、先端の小さな灯台往復で3kmを38~36分で歩くことができたが、次第に疲れがたまってきた。

昨日、砂浜に降りるところがあるので、そこを歩いていたらゴミの中に、なにやら動物の骨が見える。
Sunameribone2 腐敗臭はしないが、気になったので引きずり出してみたところ、これはスナメリの頭骨ではないか???鼻の穴らしき空間がかなり頭頂部に近いところに見える。まだ皮のようなものも残っていて、右側に見えるものは鰭のようだ。

そういえば昨年の秋も、スナメリの死体を拾って科学博物館へ連絡したのだった。こういった海獣の死骸は私有することが許されていない。発見した場合は、所定の所(市町村でも良いらしい)へ連絡して、その後愛知県なら南知多ビーチランドが調査をすることになっている。(続く)

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2007年10月11日 (木)

森の石松のお墓

Daitouin 【森の石松】という人が本当に森町出身だったのか、いや実在の人間だったのか、といことはさておいて、お墓が遠州森町の名刹【大洞院】(だいとういん)にあることは確かだ。

とは言っても、墓が作られたのは昭和10年だというから、石松さんの年代にしてみれば新しい。Daitouin2_2  (画像をクリックすると大きくなる)ただ、昭和の初めに観光目的などを考えて建てられたものではないだろうから、石松さんは森町でよほど愛された人なのだろう。

そして、別方向から石松さんを愛した方々がおられたようで、その方々は博打打ち。つまり、ギャンブルをやる方々のゲン担ぎのお守りとして、墓を削って持っていってしまうのだとか。従って現在のお墓は3代目だという。

大洞院はとても静かな曹洞宗の名刹、境内には紅葉の木が多く、秋の紅葉もきれいだろう。ゆっくりお詣りして、御朱印をいただいてきた。Daitouin3

その後、すぐ近くにある【小国神社】http://www.okunijinja.jp/に参拝。

【森山焼き】の中村陶房を訪ねた。残念ながら、森山焼きの創始者【中村陶吉】さんは「今年一月、94歳で亡くなりました」と娘さんからお話があった。しばらくお話をして、掛川の実家へ出発した。

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2007年10月10日 (水)

塩の道

Akihaji1 掛川の実家へ帰ったら、今年定年退職した兄が(俄)郷土史家になっていた。掛川城の歴史やそれ以前の掛川城、また高天神城などわずか数ヶ月でよくもこう頭に入れられたなぁと感心してしまった。

その話の中で【塩の道】の話になり、「あちこちにも塩の道があるが、ここ掛川にも塩の道があり、最近はそれを自転車で訪ね歩いている」とのこと。

Akihaji2 遠州灘の相良(さがら)から北進した塩の道は掛川市内で三つの道に分かれ、森町に入る手前で合流しているのだとか。(この辺は兄が本物の郷土史家に聞いてきた話で、多少聞き間違いがあるかもしれない)

この塩の道は秋葉神社を経由する秋葉街道であり、その後北進して信州に入り、塩尻にいたる。
http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/sionomiti/index.htm
実は、その兄の講義を一杯飲みながら聴いていたのだが、その塩の道=秋葉街道は実Akihaji3 家のすぐ横を通っている細い道である。昔、親父が冗談で「森の石松が旅の途中で、水をもらっていったかもしれないなぁ・・・」と言っていたが、その頃はその道は通学路であり、遊びに行く道であり、何も考えずに利用していた。

「片道20分ほどだから、散歩がてらに行ってみたら」とのすすめで、翌朝歩いてみた。

民家沿いの、車が一台通れる道を過ぎると畑の中の細い道になり、その後なだらかな山道の先にこのような崩れかかったトンネル(当時は隧道とでも言ったのだろうか)がある。この坂を兄は【しょうかん坂】と言っていたが、どのような字を書くのだろうか。

掛川市の「崩れるから危険」という看板が立ててあったが、通る人は少ないだろう。年老いた母が、孫が(兄の子)小さかった頃に、この先にあるプールへ連れて行ったという発言があり、ビックリ。確かに車が運転できない人間にとっては、こんな道も便利なのかもしれない。
Akihaji4 トンネルを抜けると、さらに荒れた道が少しあり、その下は工場が建っていた。

このように現代ではあちこちで歴史的なものが破壊、分断されているが、秋の早朝、少しだけ古代のロマンに触れることができた。

それで、兄だが、現在掛川城のボランティアガイドをやっているらしいので、もし掛川城に観光に行く方があったら、話を聞いてやって欲しい。(スペイン語のガイドもできるかもしれない・・・)

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2007年10月 9日 (火)

ウシノシタ

Ushinoshita1 一色の漁業は近海の底引きが多いのでカレイの仲間は良く獲れるようだ。

このウシノシタの仲間も良く出ていたが、調理の仕方が分からないので、今まで一度も手を出したことがなかった。私はよく知らないがフランス料理などで【舌平目のムニエル】などという料理ではこの魚の仲間が使われているのだろう。

調べてみると、舌平目の仲間は18種ほどあり、その見分けは難しいが【シマウシノシタ】と【クロウシノシタ】は特徴がUshinoshita2 あり、素人でも分類できるとのこと。

シマウシノシタは2枚目の写真右側の方。縞模様が特徴的(似た魚もあるようだが)。クロウシノシタは上の写真と2枚目左の方。黒と言っても決して黒くはなく、むしろ緑がかった灰色といったところ・・・。Ushinoshita3 どこが特徴的かといえば、唇に髭のような突起物があるということらしい。

他にも「アカ」と呼ばれるものがあり、これはややアカっぽく見えるし鱗が取れやすいようだ。Ushinoshita4

この魚の調理はどこの魚屋さんに聞いても同じなので紹介する。本当は写真をつけると良いのだが、一人でやっているので申し訳ない。

1.まず裏側(無眼側)の鱗を取る。
2.無眼側の首筋に包丁を入れ、脊椎骨まで切り表の皮を切り落とさないようにする。
3.そのまま頭を持って、皮をはいで剥いていくと、内臓まできれいに取れる。Ushinoshita5

写真は皮をむいたクロウシノシタ(左)とシマウシノシタ(右)。

ネット上で味の評価を見てみると、他のウシノシタはともかく、シマウシノシタの評価はあまり良くない。身も固く不味いというのがおおかたの評価である。ところが、私が最初にこの魚を購入するきっかけとなったのは、魚屋さんの「美味しい魚だよ、普通のカレイよりずっと美味しい」ということばであった。Ushinoshita6 そして、干物、煮付け、唐揚げ、ムニエル(風と言った方がよいかも)といろいろ食べてみたが、確かに美味しいのだ。しかも安い(これが一番お気に入り)。

この魚が美味しくないといっている方々は普段どのように美味しいものを食べているのだろうか?

一番下の写真は醤油に浸けた干物である。薄口醤油と日本酒だけの調味料に30分ほど浸けて、8時間ほど干したもの。酒の肴にはピッタリである。

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2007年10月 8日 (月)

イヌマキの実

Inumaki1 ここ一色町ではあまり見かけないが、【イヌマキ】の実が赤く色づき始めている。

イヌマキは俗に【まきのき】と呼ばれている、雌雄異株の裸子植物で、生け垣によく使われる。役に立たないマキだからイヌマキということらしい。では本来のマキとは何かというと、それは杉だという説がある。

イヌマキの実は先端に緑色の大豆のような形の固い実Inumaki2 と、その下に俵型の果肉がついている。果肉は緑色→黄色→赤→紫色と変化して、紫色になったら食べ頃である。ねっとりとして、甘く、ほのかに松ヤニ臭いこの実は【やぞうこぞう】と呼ばれ、何十年か前、いたずら小僧のおやつだった。この季節、椎の実、栗、アケビ、よそのうちの柿、と勉強している間がなかったのである。

花は4月頃咲く。Inumaki3

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2007年10月 5日 (金)

コメツキガニ2

Chigogani1

【この項、タイトル及び文中ともにチゴガニ表現しておりましたが、&OHさんからコメツキガニではないか?というご指摘により、すべてチゴガニ→コメツキガニに変えてあります。&ohさん教えていただいてありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。】

昨日のコメツキガニの写真は、この写真の一番奥に見えるところ、その先が埋め立てられた新港になっているので、湾状になっているところである。したがって、いろいろな浮遊物も貯まるし有機物も集まってくるので、低質は泥状の所も多い。

早い話がコメツキガニたちにとっても、餌が豊富で暮らしやすいということだ。
Chigogani3  巣穴も隣と隣接しているため、食べかすの砂団子も山のような状態になってしまう。

こうなってくると、鳥などの外敵が襲ってきたときに逃げにくいのだろうか、通路らしきものが作ってあり、その上には砂団子がないのも面白い。

一方、上の写真の手前の海岸はほとんどが砂で、コメツキガニの生息数もかなり少なくなる。
Chigogani4 ここなどは、これだけの面積で2つの巣穴しかない。砂団子が巣穴の周囲に放射状におかれており、それもかなり巣穴から遠くまで出ていることが分かる。歩いていると、巣穴に戻れずに簡単に捕まってしまうコメツキガニがいるのだ。

このようにコメツキガニにとってはゴミゴミして隣近所がやかましくても、餌が豊富で安全なところの方が高級住宅地なのだろう。

潮が満ちてくると、あれほど盛んに食事していたコメツキガニが、自分の巣穴をふさぎ始め、カニも穴も全く見えなくなる。Chigogani5

帰りに防波堤を歩いていたら、これはこの地区では珍しい【アカテガニ】がいた。Akatrgani

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2007年10月 4日 (木)

コメツキガニ

Chigogani1

【この項、タイトル及び文中ともにチゴガニ表現しておりましたが、&OHさんからコメツキガニではないか?というご指摘により、すべてチゴガニ→コメツキガニに変えてあります。&ohさん教えていただいてありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。】

真野の防波堤を散歩していたら、ハシブトガラスが数羽、潮の引いた砂浜で餌をついばんでいた。近寄ってみるとその砂浜には直径数ミリの砂の団子が無数にある。

これはコメツキガニのお食事の跡、としばらく静かに腰を下ろしていると、穴の中から大きいもので1cmくらいのカニが出てきてお食事を始めた。(上の写真を拡大してトリミングしたものが2枚目の写真)Chigogani2

カニは砂の表面のデトリタスを口で漉し取って器用に団子状態にして巣穴の廻りに並べていく。危険なので、巣穴の近くからお食事を始めるのだろう。砂は体内に入って消化されたわけではないので、排泄物とは違う。人間でいえばチューインガムの食べかすのようなものだろう。(口の近くに砂団子ができているのが見えると思う)

このあと、コメツキガニはハサミを上げ下げするダンスを見せてくれると思ったのだが、急な呼び出しがあり見ることはできなかった。
Chigogani3

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2007年10月 3日 (水)

遅咲きじじい

Osozakijijii 小林よしのりさんの「遅咲きじじい」が面白いので、単行本を取り寄せて購入した。通常コミックの単行本は500円くらいだが、これはやや大判で装丁も豪華、1000円という良いお値段であった。

もともと、小学館から月二回発行されている漫画雑誌「ビッグ・コミック」に不定期に連載されている漫画で、定年退職した62歳【遅咲散太郎】(さんたろうではなくて、ちりたろうと読む)が主人公。

老いていくことへの抵抗、若さへの執着、色気・・・・・先だった妻(散太郎のあまりの我が儘に幽霊になって出てくる)は「あなたは遅咲きなのよ・・・」と言う。何が遅咲きかといえば、【男としての魅力】が遅咲きだということだろう。

孫がいじめっ子になっているのを、逆に弱点をいじめられっ子に教えて、立場を逆転させるなど、真剣に孫に対抗していく。一切媚びることはない。

他にも散太郎の加齢臭を慕う【ミキータ】という匂いフェチの若い女性、あからさまカツラの【毛微光一】などユニークな登場人物がいっぱい。

とにかく面白く、年老いていく我々には参考にしなければならぬことが多い。ぜひ一家に一冊。

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2007年10月 2日 (火)

ミズヒマワリ

Mizuhimawari1 『エディット・ピアフ』を観てから、久しぶりに小雨の亀城公園を散歩してみた。

この時季は草花を写そうにもちょっと中途半端な時季なので、カメラも持たずに散歩していた。

池の畔を歩いていると、隅の方に少しだけ植物が密集している場所があり、直径が1円玉ほどの白い花が見えるので近づいてみた。

水中から茎が伸び、先端に白い花が咲いている。よく見ると小さな花が集合した花のようMizuhimawari2 で、打ち上げ花火を連想させる。

とにかく今まで一度も観たことがない花なので、カメラを車まで取りに行って、ビニール袋をかぶせ、撮影をした。何しろこの時季は、飢えた雌の蚊がしつこくまとわりついて、数カ所を刺されてしまった。

しばらくすると、【アサギマダラ】がきれいな羽根を見せながら、蜜を吸いに来たのでさらに蚊に刺されてしまった。
Mizuhimawari3 家に帰り、さっそくいつも教えてもらっている掲示板でお尋ねしたところ、すぐに教えていただいた。「帰化植物のミズヒマワリ、外来生物法の特定外来生物に指定されています」とのこと。少し前までテレビやラジオで騒いでいた、外来生物でも特に繁殖力等が高く、在来の生物に影響が大きいと考えられているものなのだろう。

今回のミズヒマワリ、私の持っている外来植物の図鑑には掲載されていなかった。

勉強になりました。

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2007年10月 1日 (月)

エディット・ピアフ

Piaf 雨の日曜日『エディット・ピアフ-愛の賛歌-』を近くの映画館で観てきた。初回の上映が9:10からなのか、観客は15人ほどで前後左右に人間を感じることがないのでゆったりと観ることができて良かった。

私にしては珍しく、事前になんの調べもしていかず、「フランスの有名なシャンソン歌手」であることと、何曲かの歌の題名を知っていただけであったが、帰ってその方が良かったのかもしれない。

レイ・チャールズの映画『Ray』のジェイミー・フォックスのときもそうだったが、今回のエディット・ピアフを演じたマリオン・コティヤールさんの演技も素晴らしく、あっという間に時がたってしまった。こういった演技力というか役者魂とかを日本の俳優さんと比べると、格段の差があるように感じる、何年やっても100メートル走で日本人が決勝に進めないような感覚かな。

まあ、グラビアアイドルやオーディション番組からいきなり映画スターになってしまえば、勘違いしてそれ以降勉強や努力をする訳がないと思うが・・・・・

映画では恋人マルセルを呼び寄せ、彼が飛行機事故で死んだということが分かったときの慟哭、そして舞台の演出も新鮮でとても良かった。

原題は『LA VIE EN ROSE』外国ではこの曲がもっとも有名だが、日本では『愛の賛歌』が有名だからと、映画の題名を変えたんだろうね。

ぜひご覧ください。

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