きょうは命日
一色町から車で15分ほど走った吉良町に、【華蔵寺】(けぞうじ)というお寺がある。吉良家の菩提寺であり、きょうは吉良上野介義央(よしひさ)公の命日、すなわち赤穂浪士の討ち入りの日である。
義央公は地元では、今もって名君と慕われとても人気のある人である。もちろん、その地元に残した功績も大きく、遺されたものも多いので、300年以上が経っても彼の人柄を偲ばせるエピソードも多い。 決して、イベントとして行われている法要ではないのだが200人以上の方々が僧侶の読経とともにお墓に手を合わせていた。
浅野内匠頭の刃傷から、この赤穂浪士の討ち入りまで、テレビや映画以外の知識は少なく意見を言うほどの知識も持ち合わせていないが、少なくとも「刃傷」以来浅野家側も吉良家側も大きな不幸に見舞われたことは確かで、「仮名手本忠臣蔵」以降、300年に渡って吉良町の人間を苦しめてきたことは確かである。 歴史というものは、評価が非常に難しいものであるが、現在では少しずつ不当に評価された方々の復権が始まっているような気がする。
初めて法要を目の当たりにして、吉良町の方々のご努力に頭が下がる思いであった。
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