自然の摂理
山道を歩いていると時々蔓性のフジやテイカカズラが切られているのを見かける。これは木が巻き付かれることによって枯れないように配慮しているつもりかもしれないが、人間がそれをしてはならない。蔓性の植物が光を求めて他の木に巻き付くのも、それによって木が枯れるのも自然の摂理である。
写真のテイカカズラはまさにその直後。巻き付いた木が枯れることによって倒れ、再び地上に落ちてきたものだ。この間、何年の歳月が経過しているのだろうか。このテイカカズラも光の減少により枯れてしまうのかもしれない。これも自然の摂理なのだ。
ところで話は変わるが、ある樹木のホームページを見ていたら「テイカカズラは気根によって木に付着しているので木を締め付けることはない、したがって木に迷惑をかけない蔓植物だ」と書いてあったが、私が見る限りこの山のテイカカズラはかなり木を倒しているのを見かけ る。蔓の太さも、先日みたこの写真のものは直径が5cmに達するような太さであった。
ただ、このようにテイカカズラが急激に力を増して大きくなる原因が人間が山に入り込むことによって、道ができ、光の透過が良くなったことならばちょっと問題かもしれない・・・・・
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