今年のトリガイ
我が家のエンゲル係数はかなり低いんじゃないかと常日頃考えている。それは決して収入がよいからではなく、食料品のかなりの部分を頂き物で生活しているからだ。
季節季節の野菜はもちろん、アサリや鰻もよくいただく。
元々、ここ一色の方々はアサリと鰻は買うものではないと思っている節がある。だから、これだけの鰻生産地でありながら、鰻を食べさせる専門店が定着しない。 もう一つ、一色の方々が買って食べないものは、このトリガイ。「こんなに美味いものはない!」と絶賛して、他人に勧めるのに「買って食べるものではない」と言ってしまう。
まあそれ程たくさん水揚げされていたと云うことなんだろうが、ここ十年ほど全く獲れなくなってしまい、昨年久しぶりに獲れたと思ったら、それが半端な量じゃなかったようで、私にもおこぼれが何回か廻ってきた。
「こんなに獲れなくても、何年かに平均してくれれば良いのに」と思ったのは、頂く私だけではなかったはずである。
ところが今年はもうさっぱり。シーズンも終わりに近づいた今日「トリガイ、開く?」と言ってY君が持ってきてくれたのが、上の写真。トリガイの開き方は、以前不精者さんが詳しく教えてくれたので、昼飯を食ってから開いてみた。
新鮮なので、開いていると悶えるようにクルクルッと縮まってくる。フムフム、開いたあとに塩水で洗わないと黒い色が落ちちゃうんだったよね、了解了解。
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