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2008年7月23日 (水)

ワタリガニ

Watarigani ガザミやタイワンガザミは通称ワタリガニとも呼ばれ、分類上ワタリガニ科に属しています。上の写真は、たまたまガザミとタイワンガザミが2ハイずつ入って売られていましたが、値段がよいので買ったわけではありません。

ワタリガニ科のカニは4番目の歩脚が平たい、いわゆる遊泳脚になっているのが特徴で、泳ぎが上手なことも確かなようです。

世界中で約290種が知られていて、そのうち日本には82種が棲息しているそうです。ここ一色さかな村では他に、ヒラツメガニ(通称Hガニ)イシガニやシマイシガニノコギリガザミやベニツケガニの仲間が上がっていますが、上等兵と呼ばれるジャノメガザミは本当に少なくなってしまいました。

ワタリガニ科のカニは食用になるものも多いのですが、結構小さくて産業上見向きもされないものも多く、中にはナマコの体内に寄生して、一般の方々のお目に留らないナマコマルガザミ、なんてカニもいます。一度だけ、沖縄で見たことがあります。
Takaasigani この日(22日)は魚清さんにタカアシガニのメスが出ていました。タカアシガニはクモガニ科に属します。マツバガニやエチゼンガニとも呼ばれるズワイガニもこの仲間だそうですが、その他は海藻や岩礁の上を隠れながら歩いたり、背中にゴミや他生物を背負って擬装をしているカニが多いですね。イソクズガニだとかモクズショイなどというあまり嬉しくない名前を付けられているものがいます。クモガニ科のカニは、あまり動きが早くありません。実にゆっくり動く、タカアシガニでもゆったりしています。

ある本で見たのですが、クモガニ科のカニが動作が緩慢なのは、体液中にマグネシウム塩が大量に含まれており、マグネシウム塩は麻酔作用があるので、動きが鈍い。という学説があるそうです。これは一度、越後屋さんに聞いてみなければいけませんね。

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コメント

カニの骨格筋の電気生理については不勉強で、本当にそうかといわれるとわかりませんが、通常細胞内にはマグネシウムが高く、細胞が興奮して脱分極する時に細胞外にナトリウムと逆行してくみ出されるのではないかと思います。それが、細胞外にマグネシウム濃度が高い場合にはナトリウムポンプを阻害して、ナトリウムの流入を阻害すると思うんです。そのため、脱分極しにくくなるわけです。筋肉でいえば収縮しにくくなる。
人でもマグネシウムを取りすぎると高マグネシウム血症という状態になり、脱力感、呼吸困難、血圧低下、心停止など筋に障害が出てくるようです。
麻酔作用というか麻痺に近いかもしれませんね。
自宅に帰ってから、生理学の本を引っ張り出して調べてみます。

投稿: 越後屋久三郎 | 2008年7月23日 (水) 19時22分

越後屋さん、ありがとうございます。
おそらくほとんど理解できないでしょうが、後半の「高マグネシウム血症」というのはあるわけですね。

私もこのクモガニ科のカニは沢山見たことがありますが、どれも動きは鈍いですね。あれ?待てよオウギガニ科のカニも動きが鈍いなぁ~。

一方、岩礁地帯にいるショウジンガニやトゲアシガニは早いです、トゲアシガニは捕まえたことがありません、早すぎて。

あそうそう、砂浜にいるスナガニも走るのが速いですよ~。

投稿: からっぽ親父 | 2008年7月24日 (木) 14時52分

すいません。私が興奮して一気に書いていました。

生きている細胞には細胞膜を境界に細胞の内部が−70mVほどの電位の差があります。それは様々なイオンのバランスにより成り立っています。細胞に刺激が入り、興奮すると電位差が逆転することがありますそれを脱分極といいます。筋肉はそれが刺激になって筋収縮を起こしますし、神経細胞は興奮が電気的に伝えられます。
よくご存じの心電図や脳波などは細胞が興奮している様子を電気的に調べたものです。
そこでどうやら、細胞の外にマグネシウムが高濃度で存在すると細胞が興奮しにくくなるようです。そのため、神経の伝達が妨げられたり、筋肉の収縮がうまくいかなかったりするようです。

だた、これは私が考える理由なので、全く違うかもしれませんが。


投稿: 越後屋久三郎 | 2008年7月24日 (木) 19時44分

越後屋さん、本当にありがとうございます。

体液中に、マグネシウムが高濃度(本では海水と同じくらいと書いてありました)存在すると、そのようなことが起こる可能性がある、というだけで満足です。

カニというのも非常に面白くて、魅力的な生き物ですね。

投稿: からっぽ親父 | 2008年7月25日 (金) 08時11分

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