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2009年5月 5日 (火)

この世界の片隅に・下巻

Kouno 以前、こうの史代さんの【この世界の片隅に】が週刊誌で最終回を迎えたことをお伝えしたが、最終話を含む単行本が出版されたので早速買ってきた。

http://pinno601.cocolog-nifty.com/blog/cat5743939/index.htmlで言ったように、一ヶ月に2回発行される「漫画アクション」に連載されている間、ずっと見ていたのだが、単行本にまとまってみると改めて主人公である北条すずさんの劇的な新婚生活が実にさりげなく描かれている。

嫁ぎ先の呉で道に迷い、素敵な女性に知り合うが、その女性は娼婦であり夫が結婚しようとしていた人だったり。婚家に幼なじみの水兵さんが訪ねてきて、夫は気を利かせて一晩すずをその部屋に行かせたりで、結構恐ろしい話が続いている。

この下巻では、さらに爆弾により義理の姪と自分の右腕を失い、原爆により実家の家族を失う。

それでも健気に明るく生きていくすずさんの物語が終わってしまった。たかが漫画と思うかもしれないが、いまや漫画は確かに芸術だと思わされる物語であった。こうの史代さんの次回作が待ち遠しいのだが、未だに漫画アクションでは始まりの予告がない。

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