タコの思いで
北割さんの所でタコの話をしていたら思い出したので・・・・・
昭和48年、奄美大島へ素潜りの合宿へ行きました。今は有名な海水浴場になっているそうですが、その頃は海岸まで降りるのに徒歩で30分以上かかった、名瀬近くの海岸です。
もちろんテント生活、いわゆる飯ごう炊さんで、結構楽しくやってました。
ある時、珊瑚礁を泳いで巡回していたら、大きなタコを見つけまして、これが本当に大きくてビビッテいました。タコも恐いからジェット噴射で逃げますが、足ヒレを付けた人間のスピードには敵いません。
で、お互い?意を決して格闘したのですが、何しろ足の数が多いし、力も強い。なんとか頭をひっくり返したら、急にへなへなと力が抜けたので、内臓を捨てながら丘に帰りました。
もちろん、同級生は誉めてくれましたが、先輩達はあまりいい顔をしません。おまけに、タコってのは夫婦で居るから、一匹捕まえたら周囲を見回さなければいけない、な~んてことも言う訳です。
夕食時、さて何にして食べようか、ということになったのですが、大きいし堅いし食べようがない。で私が「カレーに入れたら」と言ったら、先輩が「去年やったけど、食べられない」とのことでした。
今考えると、柔らかくする方法や、他の食べ方も考えらえるんですが、大学一二年の小僧では上手に食べることなんて考えられなかったんですね。
で、どうなったかというとたき火の上にぶら下がってました・・・2~3日。腹が減ると、ナイフで切って食べてましたが、これが一番美味かったですね。
| 固定リンク | 0
コメント
うわぁ~ワイルドな食べ方ですこと。サバイバルモード満載。
サンゴ礁の巡回。その時代の海は綺麗だったのでしょうね。
投稿: ニベ子 | 2010年7月 3日 (土) 17時14分
ニベ子さん
以前別の掲示板でちょっと話題になった、奄美大島の海岸です。現在はリゾート地になっているそうですね。
本当にきれいな海岸で、サンゴの砂がずっと続いていて、アダンとハイビスカス、ハマユウなどが生えていました。
トイレはシーナイフで穴を掘って、海を見ながら用を足します。万が一、次の人が掘り返さないように、埋め終わった上に花を置いておこう、なんてきれいな話もありました。
投稿: からっぽ親父 | 2010年7月 5日 (月) 14時07分