夏のハモ
ハモって、ウナギ目だから孵化した直後は、当然レプトケファルスという時代を過ごすんだろうが、変態後はシラスウナギならぬシラスハモって言うんだろうか。
このハモ、近縁種にスズハモってのがあって、判別しにくいんだそうだが、学生時代「学会ではハモとスズハモは分けていなかったが、漁師さんは昔から別種だと分かっていた」と現場の人間の方が目が確かだという例として教えてくれる先生がいた。
でもせっかく教えてくれたのに、その確認をしようともしない不肖な弟子である。
ハモ料理は難しいと言われるが、な~に見栄えを気にしなければ、そんなに難しいものではない。プロみたいに、長いまま開く必要はないし、骨切りも、おっと切りすぎてしまった、って言っても売るわけじゃない。ヘタに通信販売で高いものを買うなら、ここは一つ一色さかな村へ来てみれば、1kgサイズのものでも数百円で買える。
で顔を観察しながら、ゆっくり調理すればよい。
ハモの歯は非常に鋭い、こんなの水中で格闘したら確実に負ける。
割り箸で口を開いて遊んでいたら、面白いことに気が付いた。下あごの歯は二列になっているが、上あごの歯は中央に一列あるだけである。この方が獲物を飲み込みやすいのだろうか?
市販のチューブ入り練り梅を薄口醤油で溶いたもの、わさび醤油、北九州から辛子明太子が届いたので、それものせてみた。結論から言えば、どれも美味しいが、骨を焼いて吸い物の出しにしたら、それが一番美味しかった。
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コメント
今年のハモは高いわ、弱いわ、料理屋の注文がしょっちゅう入るわであんまり買えません。値段が高いのは中国産の供給が、検疫の関係で一時ストップしたからだとの話らしいのですが、実際のところ良く判りません。
今度ハモの落としをやるときは芥子酢味噌も試してみて下さい。
投稿: へるぞう | 2010年7月24日 (土) 08時58分
そうですか、今年はハモの外れの年ですか。
まあ、関西人が大騒ぎするようなモノではないと思っていますので、なければなくても良いんですが、口が下品なんでしょうね。
辛子酢味噌ですか、実はきょう蒲焼き用に買ってきているので、一部やってみましょう。ウナギが買えないので、ハモで代用しようと思ってるんです。
投稿: からっぽ親父 | 2010年7月24日 (土) 13時30分