涼を求めて伊吹山へ
小さい秋を探しに伊吹山へ行って来ました。
9月からは伊吹山ドライブウェイが8時に開くので、6時に家を出て、7時半に到着しました。もうすでに何十台かの車が待っていましたが、これが伊吹山では正解です。料金所には頂上の天候と気温が表示されていますが、これが7時45分の時点で23度とあり、ちょっと不吉な予感です。というのは、伊吹山山頂は下界と10度くらいの温度差があると聞いているので、20度を下回っていると予想していたからで、思ったより暑そうです。 靴を履き替えて、西登山道から登り始めましたが、やはり暑いです。ガスがかかっているので、下界は上手く見えませんが、すぐ下の斜面にはテンニンソウとサラシナショウマの群落が満開です。
これがテンニンソウです。
サラシナショウマは遠くから見ると、チガヤの穂のように見えますが、小さな白い花が集合したものです。
コイブキアザミもたくさん咲いていますが全般には花の種類が少ないように感じます。
フウロソウの仲間は私が最も好きな花ですが、これはミツバフウロかハクサンフウロか?
この特徴ある花の切れ込みはイブキフウロに間違いないと思いますが、たった一つだけ咲いていました。
リンドウも山頂近くに少しだけ、まだ花が咲ききっていませんので残念でした。その代わりと言っては、おかしいですがこの日はイブキトリカブトがあちこちで満開。
頂上までは、ゆっくり歩いて30~40分です。時々、ガスが下の方から吹き上がってくると、ヒヤッとしますが暑い一日になるでしょう。
東登山道を少し降りていくと、この辺が一番イブキトリカブトの見物ポイントです。ただ、近くで写真を撮るためか、ロープを越えて入り込んだ跡がたくさん見えて、登山客のマナーが悪くなったものだと、つくづく思いますね。以前はほとんどこのような痕跡は見えなかったんですがね~・・・・・ 私はね、150mmのマクロレンズに一脚を付けて歩き回ってます。これなら、たいがいのものは撮れますよ。
帰り道、小さいモグラのような生物が死んでました。調べてみると、どうやらヒミズというモグラの仲間らしいですね。ヒミズとは日不見ということらしいです。「伊吹山まで行って死骸を撮ってくるのか」という声が聞こえそうです。
駐車場まで降りてくると、案の定いま来たばかりの登山客の車が列をなしていました。伊吹山はドライブウェイが開通する時間に来るのが正解なのです。
12時半には家の近くまでたどり着き、二女に電話して昼食。これから、高浜まで美術鑑賞で、忙しいんですよ。
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