昨日、私のブログへ時々顔を見せてくれる【無精者】さんのお見舞いへ、名古屋の八事日赤まで行って来ました。
無精者さんは、以前から慢性の腎臓病を患って、家庭で毎日の腹膜透析と、病院による週一回の血液透析を行っていましたが、次第に腹膜での透析が困難になってくるので、一日置きの血液透析に切り替えなければいけない、と宣告されていました。
血液透析は病院でなければ出来ませんし、往復の時間も合わせれば6時間くらいはかかってしまいますし、何よりも太い針を刺されるというストレスを以前から私に語ってくれていました。
この腎臓病に罹った頃、実のお兄さんが「いざとなったら、俺の腎臓を一つあげるよ」と言ってくれたんだそうですが、まだ透析というものが現実のことではなかったので、「兄弟二人が体に負担になるようなことはダメだ」と格好つけた、という話を聞いたことがあります。
しかし、いざ一日置きの血液透析が、すぐそこまで来ているようになって、無精者さん、あらためてお兄さんを訪ねて「あの時の話は本気か」と尋ねたんだそうです。すると、お兄さん快く引き受けたと言うんですから、これはすごい勇気ですね。頭が下がります。
自分の体は何一つ不自由ない健康体なのに、メスを入れて臓器を一つ取り出すということは、これ以降、自分の体のリスクを考えるだけでも、なかなか出来ることではありません。無精者さん、お兄さんにいくら感謝しても感謝しきれないことです。
手術は先月19日行われ、驚いたことに次の日の朝、本人から「無事終わった」と電話がありました。その後、しばらく連絡がなかったのですが、金曜日に「お見舞いに行っても良いか?」とメールを打ったら「歓迎します」との返事だったので、昨日行って来ました。
20日ぶりに会ってみると、腎臓病独特の顔色はなくなり、ちょっと皺が増えてしぼんだかなという顔になっていましたが、これは腎臓が機能し始めたので、体の水分をしっかり取っているんだそうです。無精者さん、ここ3年ほど小便をしていないということで、膀胱が収縮してしまって容量が小さくなってしまっているんだそうです。ですから、手術後は20~30cc10分置きくらいに尿意をもよおし、眠ることが出来なかったということですが、今は200cc位、1時間は持つようになったそうです。
あと、腎臓が正常に機能しているので、頭や体がスッキリしていると言っていました。やはり、透析だけでは体中の毒素を綺麗に取り去る事は出来ないのですね。透析後のクレアチニンの数値は5位なのに、移植直後のクレアチニンの数値は1台だったんだそうです。人間の体、簡単に機械では置き換えることが出来ないんですね。
この後、来週には退院して、今年いっぱいは自宅療養、来年には職場復帰となるようですが、せっかくお兄さんから頂いた腎臓、大事にして欲しいですね。
この日、あんまり運動をしてなかったので、病院からフラフラ徘徊してみました。
名古屋大学が近くにあるんですね~。この辺にいる人たち、みんなお利口そうに見えます。ちょっと離れると、それ程ではないです・・・・・・・・
名古屋って、結構アップダウンがきついんですね、1時間ほど歩いて、地下鉄に乗って帰りました。
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