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2010年12月 2日 (木)

スナガニ

海岸に降りてみたら、珍しい、スナガニを発見した。体の色と模様が砂に同化して、存在が分かりにくい。
Sunagani1  珍しい、と言うのはスナガニが珍しいのではなく、スナガニが簡単に人間の目に留まるのが珍しいのである。

Sunagani4 スナガニは、おそらく日本中の砂浜で普通に生活していると思われるが、日中は砂浜の波打ち際より上の部分に穴を掘り、その中に隠れている。日中出てくることもあるかもしれないが、夜間に波打ち際で打ち寄せられた餌をあさっている姿が目撃される。

目撃されると言っても、非常に足が速いので懐中電灯で照らしても、シルエットが見えるだけで、はっきりとした姿が目撃されるのは、動きを止めた時だけである。
Sunagani2_2 この日は何故か動きがあまり良くないが、温度が低くなってきたせいなのか。おかげで、普段撮影できないスナガニの姿が撮影できた。
Sunagani3 目が飛び出ているのは、遠くの敵を発見するためなのだろう。目の両側に、格納場所があるので、巣穴にはいる時は、最近の車のサイドミラーのように、目を格納することが出来る。

と言うようなわけで、案外このカニは人間の目に付きにくく、石川啄木さんが、小島の磯で泣き濡れて戯れたカニはスナガニではないかと言われているが、戯れるほど落ち着いて人間と遊んではくれない。ここは、ちょっと砂場などがある海岸で、のんびりしたイソガニと戯れていたのではないかと推測される。

また以前、「このカニは魚釣りの餌によく使いました」と言った方があるが、カニを餌にするってのはイシダイだとか、クロダイなどが対象魚、岩礁地帯か防波堤などで、スナガニが生息する場所とは、全く違うので、これも勘違いではないだろうか。
Sunagani6_2  さて、スナガニの巣穴、掘り出された砂が新しく、足跡などの痕跡がはっきりしていれば、中に潜んでいるのだが、穴が結構長く、闇雲に掘って行ってもカニを発見することは出来ない。

探し当てるには、まず海岸の上の方に行って乾いた砂をたっぷり持ってくる。それをサラサラと穴の中に入れて、いっぱいになったら、その乾いた砂をナビゲーター代わりにゆっくり掘り進んでいけば、カニに到達することが出来る。

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