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2011年7月 6日 (水)

小川の辺

藤沢周平さん原作の『小川の辺』を観てきました。「おがわのあたり」でも「おがわのへん」でもなく「おがわのほとり」が正解です。

原作は、新潮文庫『闇の穴』にある同名の短編で、映画の宣伝なんかでは「藤沢作品、最高傑作・・・」なんて言葉がよく出てきますが、藤沢さんの作品はどれも素晴らしく、むしろこの作品は映画にした場合、ちょっと難しいのではないかと思っていました。
Ogawanohotori男女愛?武士道の潔さ?う~ん、どれも中途半端なのですが、小説を読んでいると、何故か読後のすがすがしさを感じる作品で、これが映画で表現できるのか、という私の危惧だったんでしょうね。

映画は、実に原作に忠実に描かれ、途中おかしな仇討ちシーンなんぞはいりませんが、せりふまで、多くが一緒でしたね。

朔之助を演じた、東山さん、歳をとってきて非常に良い役者さんになったです。

田鶴役の菊池凛子さん、一番心配していたのですが、原作で田鶴が美しい女性だとは描かれていなかったし、非常に気が強い女だとの印象があるので、良かったんじゃないですか。・・・全然誉めてないか・・・しかし、東山さんとの殺陣は見事でしたよ。その前の、東山さんと田鶴のだんなの決闘シーンより良かったと思います。

しかし、藤沢作品の映画化といえば、海坂藩、東北の景色をふんだんに織り込んで、日本人の郷愁を誘うって手法ですが、江戸の市井を描いたものにも良い作品が沢山あるんですけどね~。

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コメント

この映画、見たいと思っております。
それ以上に原作本も・・・。
久しぶりに藤沢文学に触れてみたくなりました。

投稿: 北割 | 2011年7月 6日 (水) 20時27分

藤沢周平さん、何年、何十年経っても、読んだ人間が感動するような、日本であって欲しいものですね。

投稿: からっぽ親父 | 2011年7月 7日 (木) 14時02分

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