トベラは扉
トベラの実が開いていました。 この辺は海岸沿いですが、野生のトベラを見ることはありません。公園の生け垣のトベラです。
丸い実が三つに割れ、外の殻が反り返って赤い実を押し出すようにしています。実には粘液で覆われていて、鳥の体に付着して運ばれるという説もあるようですが、それ程の粘着力はないような気もします。 ただ、小さい昆虫などは粘液に付着して逃げられなくなってしまいますね。
トベラの学名はPittosporum tobira なんだそうですが、この種名tobiraは「扉」からきているそうです。Wikipediaによりますと、「枝葉は切ると悪臭を発するため、節分にイワシの頭などとともに魔よけとして戸口に掲げられた。そのため扉の木と呼ばれ、これがなまってトベラとなった(学名もこれによる)。」
ヒイラギと同じように使われていたんでしょうか。
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コメント
こちらでは、とべらは海岸沿いにそこらじゅうに生えてます。今でも節分に扉に小枝を刺して魔よけとします。私が小さいころには窓からどこから大根の輪切りに突き刺した小枝を刺して回るのが子供の仕事でした。
投稿: しまへび | 2011年12月16日 (金) 22時47分
島蛇さん
パソコンの故障で、返事が遅くなって申し訳ありません。
こういった風習は大事にしなければいけないと思いますね。
投稿: からっぽ親父 | 2011年12月20日 (火) 17時00分