くちなし
公園でクチナシの花が良く咲いていて、とても良い香りがします。
この花は品種改良された八重咲きで、最近公園や生け垣などでよく見られます。
30年ほど前、志摩地方で二枚貝の養殖をやっていた頃、休憩や昼食の際、お茶が切れると、手伝ってくれていたおばちゃんは山には入り、クチナシの小枝を数本取ってきて、焦げないように直火にかざしてから、葉をむしってお茶代わりに使っていました。独特な香りがあって美味しかったことを思い出します。
またこの地方のおばちゃんたちは、クチナシの実も有効に使っていて、漬け物や餅を黄色く染める時は、これを使っていました。
ですから、おやつに持参するあられにも、黄色いものはクチナシ、赤いものは小エビ、緑色のものはアオノリと、色々な味のものを持ってきてくれて、私にふるまってくれました。
とにかく、自然なものを上手に使っていましたが、現代の志摩の方々はどうしているでしょうね。
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コメント
クチナシのお茶は初めて聞きました
美味しくて口無しになりそうですね~。
でも昔の人(と言っては失礼ですが)は無駄が無いですね、それに手間を惜しまない。
投稿: 北割 | 2012年6月22日 (金) 21時10分
からっぽ親父さん
情報ありがとうございます
早速、クチナシの葉を炒って飲んでみましたが、なかなかいけました。
投稿: 魚菜 | 2012年6月24日 (日) 14時32分
北割さん
その頃のおばちゃんたちは、味噌も手作りですし、サツマイモのつるや唐辛子の葉っぱなども味噌漬けにしていました。
それが、単なる節約じゃなくて美味しかったんですよね。
投稿: からっぽ親父 | 2012年6月25日 (月) 17時00分
魚菜さん
さっそく実験されて良かったですね。
結構いけるでしょ。昔の人の知恵ですよね。
投稿: からっぽ親父 | 2012年6月25日 (月) 17時03分