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2013年4月 7日 (日)

あさり

・・・梅安と彦次郎は、居間の長火鉢へ土鍋をかけ、これに出汁を張った。笊に、大根を千六本に刻んだのを山盛りにし、別の笊には浅蜊の剥き身が入っている。
 鍋の出汁が煮えてくると、梅安は大根の千六本を手づかみで入れ、浅蜊も入れた。刻んだ大根は、すぐさま煮え上がる。それを浅蜊とともに引きあげて小皿へとり、七色とうがらしを降って、二人とも、汁といっしょにふうふういいながら口へはこんだ。

「うめえね、梅安さん」

「冬が来ると、こいつ、いいものだよ」

酒は、茶わんでのむ。

これはグルメでも知られた、池波正太郎さんの「仕掛け人・藤枝梅安」の中に出てくる場面ですが、一度これがやってみたかったんです。

ただ、アサリの剥き身を作るのが面倒で、作ったとしても指が傷だらけになるし、と思っていたら、深谷さんに身がぷっくり膨らんだ、アサリの剥き身が売られていたので買ってきました。
Asari1出汁は昆布と、以前作ったレンコ鯛でとってもらいました。
Asari2これは本当に美味しいです。唐辛子は信州善光寺で買ったものです。

また深谷さんではアサリの目刺しも売っていましたので、これも購入。
Mezasi_2こちらではアサリの水管を「目」と呼んでいますので「目刺し」で間違いなし。

これも日本酒によく合います。

店頭になくても干してあるかもしれませんので、聞いてみるといいですよ。この日は一本150円でした。

昨日、娘から送られた写真は、笑っているようでしたが、今までの神経が引きつったような写真と違って、本当に笑っているようでした。
Img_8908











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コメント

池波正太郎さんの本は読み始めたら止まりません。昔、断片的に読んだ「剣客商売」ですが、どうしても読みたくなって古本屋さんや新刊本を漁って全部読んでしまいました。
作者の食通振りが良く出ている場面が至る所にありましたね。
お孫さんの笑顔を見ていると無垢そのもの、じ~じも癒されますね。

投稿: 北割 | 2013年4月 8日 (月) 21時00分

梅安シリーズと、鬼兵シリーズが未完に終わっていますね。もっともっと続けて欲しかったです。

藤沢周平さんも池波さんも、食べ物にこだわりがあったようで、いろいろ食べてみたい料理がいっぱいです。

投稿: からっぽ親父 | 2013年4月 8日 (月) 21時07分

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