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2013年9月13日 (金)

風の中のマリア 

驚きました、こんな事が小説になるんですね。
Maria 百田さんの『永遠の0』が非常に感動的で面白かったので、他の作品を探して読んでみました。

『風の中のマリア』、マリアはオオスズメバチのワーカー(働き蜂)です。彼女の使命は、帝国の反映のために、妹(幼虫)たちに新鮮な虫の肉を集めて与えることです。賢くて勇敢なマリアは『疾風のマリア』と呼ばれ、次第に帝国の中のエースになっていきます。そして、幾多の戦いを乗り越え、30日あまりの生涯で、帝国の運命を知り死んでいきます。

たった30日あまりの物語なのに、一大エンターテイメントのような作品で、キイロスズメバチの巣を襲う戦いは、まさしく城攻めのスペクタクルのようです。

オオスズメバチの生涯、生態が分かりやすく、しかも面白く描かれていて、よくもまあこれに目を付けたと感心してしまいます。しかも、マリアというオオスズメバチを実に魅力的に描いていて、惚れてしまいそうでした。

私、元々スズメバチのあの陶質感がたまらなく好きなんです。

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