スズメバチ
百田さんの本を読んでスズメバチの生態を勉強しました。
スズメバチが他の昆虫を襲って、その肉を幼虫に与えていること、成虫は虫を一切食べずに、終齢幼虫の唾液腺から出る栄養たっぷりにの液体を貰っていること。
ミツバチや、他のスズメバチの巣を襲って、全滅させてしまうのは何故か、など本当に知らないことばかりでした。
特に日本ミツバチが集団でオオスズメバチを蒸し焼きにしてしまうことは知っていましたが、西洋ミツバチはオオスズメバチと遭遇する歴史がなかったので、あっけなく全滅してしまうのだそうです。それにより、自然に逃れ出た西洋ミツバチが、日本ミツバチの生息場所を脅かす事が少なくなっているようですね、ただ同じような理由で西洋ミツバチが日本ミツバチの貯めた蜜を横取りしてしまうのに、日本ミツバチは為す術がなく傍観して全滅ということがあると、百田さんは書いています。
ところで、本を読んでいて初めて知ったのですが、スズメバチの属名はVespaというんですね。オオスズメバチはVespa mandarinia japonica、キイロスズメバチはVespa simillima xanthopteraです。
このヴェスパってのはどこかで聞いた事があると思ったら、イタリアのオートバイと言いましょうかスクーターと言いましょうか、だったんですね。イタリア語でもスズメバチはVespaだそうです。ラテン語と親戚ですからね。
このVespaがなまって、英語ではwaspというらしいんですが、waspは小型のスズメバチ、日本でいえば食用として捕られるクロスズメバチのようなものらしく、大型で攻撃性のあるスズメバチはhornetホーネットと呼ぶようです。テレビシリーズ『グリーン・ホーネット』は有名です。
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