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2013年9月 9日 (月)

永遠の0

以前から本屋の平積みで、この『永遠の0』を見て知っていたのですが、なかなか読むことができませんでした。と言うのも、この小説をある漫画雑誌で、漫画として連載していたのを、ずっと見ていて、あまり魅力を感じなかったからです。

つい先日、以前ここに良く書き込みをしてくれた『無精者』さんが遊びに来て、「読んだか?面白かったぜ!」と話してくれたので、ここは一つ読んでみるかと、ツタヤに注文しました。無精者さんとは、本や映画で感性が似ているのか、彼の勧めたものであまりハズレはありません。
Eiennozero 物語はライターである姉の依頼で、怠惰な生活を送っていた司法浪人の弟が、特攻隊で死んでいった、実の祖父が何故特攻隊で死んでいったかという、その足跡を祖父を知る少ない人々を訪ねて、追っていくもので、実の祖父がいたという事実は、その後再婚した祖母の連れ添い、つまり今まで実の祖父だと思っていた、現在の祖父から知らされます。

実の祖父、宮部久蔵は妻(祖母)と産まれたばかりの娘(母)がおり、そのために常に「死にたくない」と公言していたようで、当時の軍隊にあっては、臆病者、卑怯者と誹られるのは当たり前だったようです。

そのような事実を、旧海軍の生き残りの人に突きつけられ、ちょっとやりきれなさを覚えた二人でしたが・・・・・

最後の最後まで、少しずつ盛り上げていき、静かな感動をこれでもかって程与えてくれます。

決して戦争を肯定する小説でも、特攻隊を賛美するような小説ではありません。左翼かぶれの連中が叫ぶ反戦と全く違った方向、ごくごく普通の日本人が共感できる、反戦小説とも言えるのではないでしょうか。

12月には映画も公開されるそうですが、この感動を上手く伝えることができるでしょうかね~。

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