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2013年10月23日 (水)

百田尚樹さん

『永遠の0』を読んで、というか正しくは『モンスター』を読んだのが先なのですが、とにかく火が付いてしまったので、次々文庫本を読んでしまいました。『風の中のマリア』はオオスズメバチの働きバチのマリアを通じて、オオスズメバチと彼女達を取り巻く環境を教えてくれましたし、短編集『輝やく夜』は最後にほのぼのとする恋愛もの。『影法師』はなんと時代劇で、友情がテーマの映画なのですが、これは詳しく言えません。『ボックス』は高校生のアマチュアボクシングの物語、天才か努力か?テレビで見ていると物足らなく思えるアマチュアボクシングも、百田尚樹さんにかかれば、迫力満点の手に汗を握るボクシングになります。実際、百田尚樹さんは同志社大学(中退)在学中にはボクシング部に在籍していたそうです。

一転、ボクシングがテーマですが明らかにノンフィクション『黄金のバンタムを破った男』はファイティング原田さんとその時代の日本のボクシングの世界。王者濫造の現代とちがい、その時代は一つの団体に7つの階級しかなく、従って世界チャンピオンは7人しかいなかったんですね。ですから、チャンピオンに挑戦することも並大抵なことではなく、国内て、着実にランキングを上げ、今のような世界ランク下位のものを破って防衛回数を伸ばすなんて許されなかったと言います。おかしな事をすれば、すぐに王座剥奪だつたようですね。

この本を読むと、いかに亀親子のつまらなさが分かりますし、あの連中をのさばらせた、日本と世界のプロボクシング業界がお粗末だったかが良く分かります。

話は飛んで『プリズム』、一色変わった恋愛小説です。一般的に言う多重人格者との恋ですが、人格は変わっても生身の相手は一人、幾つかの人格に対する女性の心の動きと、別れとはどういうことなのかを考えさせられます。ラストが思わせぶりな所で終わっていますね、各自、お好みでという事でしょうが、この作品にはピッタリです。

あとは、本屋大賞を取った作品など三作品ほどありますが、文庫本が出るのを待てずに読んでしまいそうですね。

百田尚樹さんの作品、このようにジャンルが多岐にわたるというのも驚きですし、これからも楽しみです。


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