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2016年4月26日 (火)

ハリガネムシ?

知り合いの鰻屋さんから電話が入り、「変なもの見つけたんだけど見てくれない?」と言ってきました。変なものが得意なんだと思われているようで複雑な気分でしたが、行ってみると、

Hariganemusi1 15cm位のウナギの幼魚、もう既に死んでいて腐りかけていますが、体内から虫のようなものが出ています。「これなんだろうか?」と言われましたが、動きは非常にゆっくり、体節はないようで伸縮性もありません。表面は光っていて、俗に言うクチクラ層でしょうか?私「カマキリの体内に寄生するハリガネムシに似ているね」と言ったものの、鰻の池で発見されるってのも聞いたことがありません。ただ言えるのは、鰻の寄生虫ではなく、鰻が死んでから何らかの理由で体内に入ったものと考えられます。
ネットで調べてみると、どうやらハリガネムシのようです。やはり一時期カマキリなどの昆虫に寄生して、その後宿主から抜け出して水中で生活し、交尾して卵を産むとのこと。残念ながら、ネットでは水中の成虫の食性や行動が書いてありませんので、腐った鰻を食べに入ったのかは不明です。ただ鰻屋さんもビックリしていたので、ハリガネムシが鰻の池に大量にいるとは考えられません。現在の鰻養殖では、カマキリやバッタが池近くに近寄ることは出来ませんしね。
Hariganemusi2 ハリガネムシはシャーレに入れておいたら、まだ生きているようです。動きが遅いので、元気かどうかは分かりませんが。

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