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2016年9月11日 (日)

『KANO』

台湾映画『KANO』をDVDで観ました、本当に感動的な映画で、制作者スタッフの情熱が伝わってきます。映画を観るだけで、作り手の素晴らしさがよく分かりますね。

戦前の日本統治下の台湾で、その田舎と言っても良い嘉儀市にある嘉儀農林、略して嘉農の弱小野球部は一度も勝ったことがないのですが、日本人監督のスパルタ指導の下、台湾で優勝して甲子園に進み快進撃・・・って話で、実話です。

 高校の生徒は日本人と台湾人、そして台湾の原住民の混成チーム、もちろん日本統治下なので籍は日本人です。偏見や差別もある時代ですが、実に上手く映画を仕上げていますね。このチームがあれよあれよという間に、甲子園の決勝まで進んでいく、そしてアクシデント、スポーツ根性の感動が第一の感動を呼びますが、第二の感動は映画全般にわたる、礼儀正しさです。その当時日本人監督が教えたんでしょうね、グラウンドへ入るときの一礼、審判への敬意、いろんな所に垣間見られました。
 また台湾の治水工事に貢献した八田與一さんも出てきますが、この方は未だに台湾で非常に尊敬されている方だそうです。こういった話を挿入するということに、制作者の日本への好意を感じます。
 工事が完成した現場、つまり池か運河のほとりに、小さな祠が作られていましたが、水神様なのか龍神様なのか、この辺も良く研究されていたと感心してしまいました。

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