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2018年2月 4日 (日)

果し合い

スカパーで放映された『果し合い』を観ました。私の好きな藤沢周平さんの短編が元になっています。下級武士家のやっかいものである部屋住みの大叔父と、家でただ一人その大叔父に優しい娘美也の物語、仲代さんの年老いても美也を思う気持ちがとても素敵でしたね、人生の最後にあのような大役をになって、例え切腹を仰せつかっても幸せだったと思います。

しかし、感動に水刺すような無粋なことを言いますが、このような時代劇では時代考証ってものがありますから、当然生物考証ってのもあってしかるべきです。
Hatasiai この白い花はヒメジョオンかハルジオン、ヒメジョオンは1865年に観賞用として渡ってきたようですが、各地で帰化が確認されたのは明治年間だと言います。ハルジオンは1920年頃帰化したと考えられています。左手前にある紫色の花はヤナギハナガサと思われます。これも第二次世界大戦後に帰化したもののようですね。
まあこんな事はどうでも良いんじゃないかと思われる方が殆どだと思いますが、時代劇ですからね、それにこの場面は明らかに意識して花の群生を映していますよね。
ネットで調べると結構、そういった指摘はありますよ。私が以前このブログで指摘した、『武士の一分』のメリケンカルカヤ。
まあ今回の作品、仲代さんが野菊だという白と黄色の菊はあきらかに栽培種でしたから、あまり意識していないことは確かです。

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コメント

 原作を読み直してみました。原作でも白と黄色の野菊という表現が使ってありますね。

 実はこの作品、原作を読んでみると実に忠実に仕上がっています。台詞なども全く同じです。

 山田洋次監督のように思いっきりいじったり、二つ三つの作品を一つにはしていないということですね。

 元々藤沢作品ですからね、下手にいじらない方が良いかもしれません。

投稿: からっぽ親父 | 2018年2月 5日 (月) 14時02分

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