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2020年5月11日 (月)

キショウブ

先日天然記念物のカキツバタ群生地へ行ってきたが、そこで私が以前から危惧しているものを発見してしまいました。
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左上に見える小道が小堤西池に通じる細い道です。ここからは数十メートルといったところでしょうか、道路脇の田んぼとの境になんとあの、悪名高きキショウブが咲いているではありませんか。実に驚きましたね、このキショウブ以前から申し上げているように、外来のしかも繁殖力が、恐ろしく強い植物です。いわゆる「要注意外来生物」に指定され、刈り取って放置しておいても、根茎から容易に発芽するし、また種子からも増えるといいます。
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この写真道路の先に建物らしきものが見えるのが、小堤西池の簡易トイレ、その先に見える白いものが、ボランティアが居るテントです。早く手を打たないと、もう時間の問題だと思われますね。

テントに居たボランティアの方に、「大変ですねキショウブ」と尋ねたところ、かなり無頓着で「誰か植えたんじゃないか」等と言っていました。私はてっきり毎年池の中のものを駆除していると思っていたのですが、まだそのようなことはないとの事、ひとまず安心しました。

しかし、安心は出来ませんよ。キショウブとカキツバタはアヤメ科のしかもIris属です。入り込んで駆除するにも花が咲いていないと素人では見分けが付かないでしょうし、下手をすると交雑の可能性もあります。何しろこの、小堤西池は広いですからね、入り込む前に入らせない努力をしなければいけません。

まず市役所が、田んぼの所有者に訳を言って駆除してもらうなり駆除させてもらうことが一番だと思います。もちろん抜き取ったキショウブは、焼却処分しなければいけません。
Kisyoubu3
東浦町のため池の周囲はもうキショウブでいっぱいです。


wikiによりますと環境省では「既に野生化している湖沼等があり、在来種との競合・駆逐等のおそれがある場所については、積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる」として警戒を呼びかけている。

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