ヨリトフグ
フグは毒のあるなしに関わらず、無免許の人間が調理することは禁じられています。
昨日朝、久し振りにさかな村へ行ってきました。
これと言って、欲しいものもなくあきらめて帰ろうかと思っていたら、こんなものを手に入れてしまいました。
ヨリトフグです。
何度も見かけたことはあるのですが、私一度も食べたことがありませんでした。以前、魚屋でこのフグの肝も売っていたと話題になったものです。
姿はよれよれで、水っぽく見えて美味しそうには思えません。
こんな魚が海の中で泳いでいるとは、ちょっと信じられません。頭の部分が大きいので捨てるのはもったいないくらいです。
結構深海に棲んでいるらしく、調理を見ていたんですが腹の中にはニギスがびっしり入っていました。しかも、2~3cmに食いちぎられていました。この姿で、ニギスを捕えることができるんですね。感心してしまいました。
鍋にして食べましたが、案の定、頭は美味しいし可食部がたっぷり。これは捨ててはいけません。
見かけ同様水っぽい味かと思ったのですが、とても美味しいフグでした。これ、味はシロサバフグより美味しいかも。皮もゼラチン質でトロトロになって美味しいのですが、沢山あるとくどいので大きいフグ1尾分だけにしました。
安いので、調理してくれる魚屋さんがあったら挑戦してみてください。
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コメント
コメントしていいもんか迷ったんですが
子供の頃から 食べたてますというか オカズがコイツしか無かったりでね 今も自己責任ですかね からっぽさん あの美味そうな大きな部位 ご覧になったでしょう カワハギのものと同じです 人気がない方が買い易いからいいんですがね
投稿: k | 2020年10月31日 (土) 19時37分
確かに自己責任と言えば自己責任ですね、こういったものは結構ありましてね、長崎ではハコフグなんて普通に食べていますし、もしかしたら料理屋でも出しているかもしれません。
30年ほど前は、シロサバフグ、ヨリトフグは、肝まで食べられるよ、と市場の魚屋さんが豪語していました、現在では丸のまま売ることは禁じられています、と並べられませんしね。
投稿: からっぽ親父 | 2020年11月 1日 (日) 16時12分