ピンノ
この時期になると、天然の牡蠣が売られています。牡蠣も専門ではないので、種類はよく分かりませんがマガキなのかオハグロガキなのか?
殻付きで大きさにもよりますが10個以上で、500円~700円位ですからあまり高くはありません。もちろん生食用としてではなく、加工用として売られています。
向いて食べれば鍋でもフライでも良いのですが、殻のまま酒蒸しが良いでしょう。もっと簡単なのは電子レンジでチンしてしまえば簡単です。
私は牡蠣のように餌を与えない養殖物は、味などが変わらないと思っていましたが、食感は明らかに違いますね。実が堅くしっかりしています。特に貝柱がしっかりしていますし、味も濃いように感じます。イコール出汁もよく出ますね。
今回一個の牡蠣にpinnoが入っていました、オオシロピンノでしょうか?学名やその一部が標準和名になっているものは、ピンノやカラッパのカニ類。メリベはウミウシの仲間で名前が付いています。
今回の寄生率は十分の一以下です。
もし見つけたらしっかり観察してみて下さい、退化した目、柔らかい殻、はさみは細長いはさみです。これは牡蠣の鰓を櫛のように梳いて餌を横取りするんだという文献を昔読んだことがあります、従ってこのカニの寄生した貝は寄生していない貝より痩せているように感じます。
西日本の岩礁に付着する小型のカキ、ケガキにはクロピンノというピンノが寄生していますが、私が調べた所は50%以上寄生していましたね。
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