豊橋
豊橋には私が二十代前半から数年間ひとかたならぬお世話になった会社があります。私がお世話になった頃は、農業資材の繊維会社でしたが、少し前まではミセスの高級服地を製造していた会社で、大手のデパートに服地を卸していたそうです。ですから、その技術を買われて、農業資材や医療資材などに変わっていったようです。
大変なのはせっかく苦労して開発した製品も、直ぐに真似されて安く売られてしまうことです、技術的に無理なものもありますが、今の時代はとにかく安いもの思考になっていますからね、大変らしいです。今は自動車の部品も作っているようですね。上の機械は『整経』と言って、糸を大きなビームと言われる糸巻に織るものによって本数を決めて巻き付ける機械です。
これは袋状の包帯を作っているところ、この後加工されてドラッグストアなどに並ぶのでしょうね。
この会社の社長(今は会長ですが)ご夫妻には独身時代から、家族のように可愛がっていただきましてね。一時期この工場の一部屋で暮らしていたこともありました。ですから、遊びに行くと昔話に花が咲いて、肝心な話をすることを忘れてしまうほどです。とにかく色々なアドバイスをいただいて、私の一家が今日まともに暮らせるのは、こちらのご夫妻のお陰だと常に感謝しています。
社長業は息子に譲りましたが、いつまでもお元気でアイデアを出し続け、長生きしていただきたいと思います。葦毛湿原には秋のシラタマホシクサの頃に行かなければいけないので、またお邪魔しようと思っています・・・・本当に邪魔だろうけど。
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