マルアジ2
私が学生の頃は安くて良いカラー図鑑が少なく、あっても魚種の掲載が非常に少なかったものです。この北隆館の検索図鑑は、あまり絵は上手ではありませんでしたが、魚種の掲載が多かったので素人学生には重宝しました。
もちろん正式な魚種の同定が出来るほど詳しくはありませんが、水族館や市場へ持って行き名前を探し当てるくらいのことは出来ました。著者は阿部宗明先生 魚類分類に関してはその昔第一人者で、外国からの新顔の魚を日本に紹介していただいた方です。
この図鑑をペラペラめくっていたら、マルアジの所にこんなことが書いてありました。
「食用としてマアジより高価。」いくら昔でもちょっと考えられませんね、味に関しては季節により変わりますが、価格は高くなることはないと思います。刺身にしたときに、あきらかにマアジより落ちるのは色ですね。血合いが黒っぽく感じてしまうからです。
ですから、たたきなどで薬味と混ぜてしまえばそれほど気にならなくなります。ピンクのお刺身はワキヤハタの刺身です。阿部先生はワキヤハタに関しては「食用になる」程度にしか触れていませんが、近縁のオオメハタは「食べられるがあまり美味でない」と記しています。
ワキヤハタの刺身はとても美味しかったですよ、食感も柔らかすぎるかと心配しましたが、ちょうど良かったです。
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コメント
ワキヤハタ、オオメハタ どちらも西浦ではシロムツですね 区別なしです
メヒカリ、ニギス と並び 蒲郡の地魚?なんですね 大漁の時は驚くほど安価です 地元の料理屋で一番安い煮魚、焼き魚ですよ 一色は何故かやや高いですね
投稿: k | 2021年9月27日 (月) 11時02分
いえいえ、自分で調理すれば店で食べるよりずっと安いですよ、色々楽しめますしね。
投稿: からっぽ親父 | 2021年9月27日 (月) 11時35分