観察会
昨日の午前中は、小学生の孫二人を誘って自然観察会を開きました。昨年の、ジャコウアゲハの観察以来2回目です。今回のテーマは『フキとフキノトウの観察』です。
孫達を見ていると、小さな子供の頃覚えた自然の花や木、事象は忘れることが有りませんし、我々大人でもこの頃覚えたり興味を持ったことが、今の年老いた年代になってもいつでもよみがえってきます。
フキノトウはフキの蕾の集合体、それが見られるのはこの時期だけ、自分でフキノトウを発見させ、採集して近くにある昨年の古い葉も採集、何日かしたら採集で見逃したフキノトウが伸びて花を付けるでしょうから、それも観察して、夏頃にフキの葉が茂った時も観察に来る予定です。
この日、フキノトウがないといけませんから前日に、ここに来てフキノトウが存在することを確認しました。爺ちゃん真面目だから・・・
昨日は昼から雨との予報でしたが午前中は良い天気、孫達二人をそれぞれの家まで迎えにいって、公園で観察会です。
初めは興味を示さなかったのですが、一つフキノトウを見つけるとコツが分かったのか、霧中で探し始めます。場所は斜面なので転がり落ちないか心配でなりません。
沢山取る必要はありませんので、フキが生える場所をよく確認して、公園の違う場所に移動。ここはあちこちに、ツワブキが植えられていますのでその観察と、通常のフキとの違いも教えます。
そして、私の家に帰ってフキノトウの分解と観察。スケッチもさせます。三年生のゆずは、比較的手際よく出来ますが、一年生のみちたんはまだこういったことに慣れていないので何かとスローです、しかしせかしてはいけません、ゆっくりやりなさいと声を掛けながらスケッチさせます。覚えることが目的ではなく、こういったことになれていくことが目的ですから。こちらも一緒に勉強です。
以前、フキノトウを覆っている、薄い膜を萼と言ってしまいましたが、よく考えれば花の集合体なので、萼はそれぞれの花に存在するはずです。これは鱗片葉(りんぺんよう)と呼ぶのだそうです。
それぞれが自分の能力で観察してくれましたので、この日の観察会は終了。みんなで近くのパン屋さんに昼食の買い物をして、お腹いっぱいパンを食べました。
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