ミカワバイケイソウ
ミカワバイケイソウはユリ科の植物で、高山植物のコバイケイソウと近縁だそうです。つまり、高山植物のように季節の移り変わりに敏感で、暖かくなると発芽して、あっという間に開花、結実して終わり。という短期間のサイクルを行っているようです。
したがって、季節外れに行ってもその姿は痕跡さえ見ることは出来ません。もっとも、自生地に入り込むことはいけないことですから、確認には行きませんが。
自生地は葦毛湿原の入り口から、湿原に入らずに沢沿いに山に登っていく途中にあります。特に案内板はありませんが、写真のように非常に存在感のある花ですから、素人の私でもすぐ分かりました。
この植物は葦毛湿原固有のものではなく、愛知県、岐阜県、長野県の一部にも分布するようです。
近くで咲いていないので、花の構造、匂いなど確認できません。一応、アップしたものをお届けしておきます。バイケイソウとは梅惠草だとか、確かに花の形は梅の花に似ています。
バイケイソウとはもちろん近縁なのでしょうが、バイケイソウが有毒で発芽の頃がオオバギボウシ類に良く似ていることから、誤って採取されることがあるとか。しかもかなり強い毒性があるそうですから、気をつけなければいけませんね。
オオバギボウシ類はこのように株立ちはしませんが、発芽直後なら間違えそうな葉に見えますね。
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コメント
オオバギボウシ類を採取するなら、一年待って花等を確認して、翌年採取すると良いですね。見つけたらすぐ採取ってのは危険です。私も、オオバギボウシを食べたことがないから、食べてみたくて場所だけは発見して確保してあるのですが、今年は行けませんでした。
投稿: からっぽ親父 | 2022年4月28日 (木) 10時31分