ニザダイ
いつものスーパーと言えば、先日行ったときに三重県産の「さんのじ」ってのが、売られていましてね。さんのじってのは地方名で、標準和名は「ニザダイ」と言います。
その時は1尾(全長40cm弱)だったでしょうか?なんと1尾1200円と書いてあります、500円くらいならダメ元で買っていきますが高すぎます。と言うのはニザダイは季節や漁場により当たり外れが大きすぎて、それでなくても生きているときに首を切って、血抜きをしなければいけません。私は二度調理したことがありますが、1度目は半日首を切ったものをぶら下げて血抜きしました。この時は匂いなく美味しかったですが、2度目は同じようにしたにも関わらず、全くダメでした。恐らく、養魚場の近くにいたものなんでしょうね、脂がこってりで氷で締めてあらいにしようとしたのですが、氷の中でバターのように脂が固まって食べるのを諦めました。
スーパーで写真を撮ることは出来ませんので、手元の図鑑から写真を撮ってみました。尾柄部の黒く見える鱗が変化した場所が漢字の「三」に見えることから「三の字」。この部分非常に危険です、雑に触ると手がすっぱり切れます。
水深20~30メートルの岩場近辺に群がっています。その下辺りに石鯛が居る場合がありますので、メジナや石鯛の外道として釣られることが多く、決してニザダイ狙いの方は居ないと思います。
その後、再びスーパーの魚屋を覗いたら1尾1800円で売られていて、またまたビックリ。
ちなみにこの頃の図鑑では「アイゴ科」となっていますが、現在では「ニザダイ科」だそうです。
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