アクキガイ

木曜日にさかな村へ出かけ、例のごとくイチジクを仕入れてきましたが、また魚兼さんに豆アジが出ていたので、買ってきました。この日は300円でした。魚兼さんの奥様と、魚談義をしていたら隣の深谷さんの魚が孵ってきたので覗いてみました。

これは、まーちゃんの趣味の世界ですね。マツカサウオ、カイカムリ、トラフカラッパが5尾以上、ホネガイのような巻き貝が2個。

これはホネガイではなく、アクキガイ（悪鬼貝）でしょうね。アッキガイとも言います。新腹足目の巻き貝の特徴は、蓋がありその蓋が膠質であること。肉食の貝が多いことですね。また恐らく、この貝も貝紫の色素が採れるはずです。私も、生きているアクキガイを見るのは初めてです。

トラフカラッパはネットで調べると、食べられるようですね。前にも述べましたが、私のからっぽ親父はこのカラッパから取ったものです。大きなハサミを顔の前で合わせると顔がすっぽり隠れます。これが「恥ずかしがり屋のカニ」と呼ばれる所以です。

カイカムリは「貝被り」でしょうね。背中に二枚貝の殻や、海藻などを付着させて、擬態しています。

この貝やカニは市場に出てくるのでしょうか？漁師さんが好意で持ち帰ってくれているのでしょうか？カニの中には猛毒のカニもいて、食べればホントに人間も死んでしまうものもあります。しかも、スベスベマンジュウガニはごく近海にもいますので、気をつけていただきたいものです。